下屋根に太陽光発電を設置するリスクの話し

現在の日本の屋根はオシャレなものが多く、主流は寄せ棟タイプの屋根になります。

オシャレな屋根に惹かれる気持ちは分かりますが、残念ながら太陽光発電の設置という観点で言うとあまり適しているとは言えません。

太陽光発電というのは一枚とか二枚とかの少量の太陽電池モジュール(パネル)では効率的なメリットというのは期待できず、各メーカーが定めた最低枚数の太陽電池モジュールの設置が必要になります。

そこで狭い屋根に各メーカーが定めた最低モジュールを設置しようとした時に、どうしても最低枚数が設置できない屋根というのが出てきます。

そこで屋根の一階部分の屋根である下屋根に太陽電池モジュールの設置を検討する事を販売業者から提案される事もあるかと思いますが、太陽光発電を下屋根に設置する事を安易には決めないでください。
太陽光発電の下屋根への設置は注意しましょう

下屋根への設置注意点

私の意見を先に言わせていただくと、下屋根への設置はあまりおすすめできないというものになります。

その理由としては以下の点があります。

  • 影になりやすい
  • 氷などの落下物のリスクがある

一つづつ説明していきますね。

影になりやすい

下屋根はどうしても家の影になりやすく、朝や夕方などの日差しが弱い時間帯には効率良く発電できません。

一日単位で言ったら大したことはなくても、太陽光発電の寿命は30年以上と言われているので、そのような長期間で見るとかなりのロスになります。

氷などの落下物のリスクがある

これは特に東北地方などの雪国に言える事ですが、屋根の上に雪が積もってそれが固まって氷となり、次の日の太陽で溶かされて下屋根に落ちると言う現象ですが、これによってモジュールの破損のリスクがあります。

モジュールは強化ガラスでコーティングされているのでちょっとやそっとじゃ破損しませんが、それでもまとまった氷の塊が勢い良く落ちてきたらどうなるか分かりません。

ちなみに私は東北地方で太陽光発電の営業をしていたこともあって、氷の落下に対するリスクを考えてお客様に下屋根への設置をおすすめしたことはありません。

太陽光発電を下屋根に設置する時の注意点まとめ

もちろん全てのお宅で下屋根への設置を否定しているわけではありません。

関東地方などではそんなに雪も降らず積もりませんし、影の影響も下屋根が付いている箇所によってはほとんど影響を受けないかもしれません。

ただ、この事はよく考えておいてほしいのですが、営業マンは太陽光発電を一枚でも多く売りたい、ということです。

それは当たり前の話しで、太陽光発電の売上げが営業マンの成績となるからです。

安易に販売業者が『下屋根』のワードを出してきた時には注意が必要ですね。