全国47都道府県の太陽光発電の発電量を東芝・パナソニック・京セラ・三菱・シャープの各シミュレーションツールを使って計算しました。
ちなみに太陽光発電の発電量は『kWh(キロワットアワー)』という単位で表現されます。
kWhとは1時間あたりに発電できる電力量を指します。
kWhが大きいほど多く発電する事を意味します。
発電量は、1日あたりの平均日射量(H)×システムの容量(P)×損失係数(K)で計算されます。
太陽光発電の発電量を見るうえでメーカーの性能はもちろん大切ですが、各地域の日照時間や天候、気温などによっても発電量は大きく変わってきます。
日本での太陽光発電の発電量一覧では各地域をクリックすると、各自治体の代表的な地点の日照時間とそれぞれの発電量が見られますので発電量の参考にしてください。
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1日の発電量イメージ(家庭用)

当然ですが、太陽光発電は太陽が顔を出すと同時に発電を開始し、太陽が沈むタイミングで発電が停止されます。
1日のイメージでいうと、だいたい朝の5時くらいから発電を開始し11時~12時をピークに低下していき18時ごろに発電が終了し、1日の発電量は1.5kWh~2.0kWh程度になります。(5kWh程度のシステムの場合)
発電した分を自家消費によって使うのもありですが、売電収入を増やしたい人は自家消費を抑えることで売電収入が増えます。
特に太陽光発電がよく稼働する昼間の自家消費を抑えることで効率的に売電を増やすことができます。
ちなみに太陽光発電が一番発電する時期は5月と11月になります。
雪が積もれば発電はストップする

太陽光発電は太陽光パネルに雪が積もってしまうと発電はストップしてしまいます。
パネルの一部に雪が積もってしまうことでパネル全体の発電効率が低下してしまうのも太陽光発電のデメリットの一つです。
雪による発電ロスが気になる方はソーラーフロンティアのCISモジュールを検討するなどしましょう。
その為、北国などでは冬の時期にガクンと発電量が減る傾向にあることは頭に入れて発電シミュレーションをしましょう。
ただし、最近では雪を解かすシステムも開発されているので以前よりも効率的に太陽光発電が稼働できるようになりました。
融雪システムの価格も30万円程度と導入しやすい価格となっています。
雪による発電ロスやCISモジュールについては別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
発電量の計算方法
年間発電量=日射量(時間)×設置容量(kW)×0.85(システム出力係数)
太陽光発電は太陽の光をエネルギーに変えるため、日射量が発電に大きく左右します。
システム出力係数とは、パネルで作られた電気が配線やパワーコンディショナなどを経由することによる発電ロスの値になります。
日射量は各都道府県によって変わってくるため、都道府県別の平均データを使用して求めます。
変換効率を理解しよう

変換効率とは、太陽電池に入射した太陽光エネルギーのうち、電気エネルギーとして取り出すことがことが出来るエネルギーの割合を言います。
太陽電池モジュール(パネル)は太陽の光を電気に変えるわけですが、現行の太陽光発電では太陽の光全てを電気に出来るわけではありません。
メーカーごとに性能が違いますが、だいたい太陽の光の15%〜20%を電気としてくれます。
カタログの最大モジュール変換効率というやつですね。
この最大変換効率というのは、JIS C 8918(日本工業規格)で規定するAM1.5、放射照度1,000w/㎡、モジュール温度25℃での値になります。
全ての環境で最大モジュール変換効率が発揮できるというわけではありません。
太陽電池の効率は、使用される半導体材料が吸収できる太陽光の波長領域と、その吸収量で決まります。
そのため最大モジュール変換効率がパネル選びのキモになることは間違いありませんが、変換効率が良いことで設置者にとって何のメリットがあるかというと単純により多くの発電が見込めるだけではありません。
変換効率が良いことでより小さな設置面積でより多くの発電が見込めるということになります。
特に日本の現在の屋根の主流は、寄棟屋根で設置面積が狭い傾向にあります。
このように設置面積が限られている場合、家族で使う電気を太陽光発電でまかなう為にはる程度の容量のシステムを設置する必要があるわけです。
また、築年数が経過しているお宅に太陽光発電を設置する場合には住宅への負荷も考慮してパネルの枚数を調整することも考えられます。
太陽光パネルは1枚15kg~20kg程度ありますので、10枚設置しただけで200kg弱の負荷が住宅にかかることになります。
(実際には、パネルを設置する為には架台と言われるレールを敷くので住宅への負荷はアップします。)
変換効率が良いパネルを採用することで限られたスペースを有効に使うことができるようになります。
太陽光発電を選ぶ基準はいくつかありますが、変換効率は一つの基準となる大切な指標です。
年々高性能なパネルが各メーカーから登場して、東芝からは最大変換効率20%以上のパネルまで登場しています。
現実的には、太陽光が太陽電池の表面で反射したり、吸収された太陽光エネルギーに損失があったり、電流が流れる時の抵抗などで変換効率は落ち100%は目指せませんが、これからもパネルの性能の向上には期待感があります。
新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)が公開した、太陽光発電に関するロードマップ『PV2030̟̟+』では、最終的には、2050年時点の変換効率を40%にまで高めることが目標としています。
ただ、変換効率だけでメーカーを選ぶのは早計です。
太陽光発電は価格、発電量、設置容量、メンテナンスの有無、設置する環境などの総合的なメリットでメーカーを選ぶことが大切になります。
最大モジュール変換効率の計算方法

最大モジュール変換効率を求める式は上記になります。
分母は入射太陽光エネルギーを示し、普通はAM1.5の時の太陽光で100mW/㎠のエネルギーを標準として用います。
AM1.5とは、エア・マス1.5と呼び、晴天時の太陽光で、天頂角が約42度で入射した太陽光をさします。
真上から入射する太陽光(AM1.0)より、通過する大気の空気量が1.5倍多い太陽光のことをいいます。
分子は、太陽電池から取り出すことの出来る電圧(解放電圧、Voc)と電流(短絡電流密度、Jsc)を掛け合わせ、さらに形状因子(フィルファクター、ff)をかけた値、すなわち電気出力です。
電流と電圧をかけますのでエネルギー単位はワット(w)になり分母と同じ単位になります。
変換効率の単位はパーセント(%)になります。
《パナソニックVBHN250WJ01の変換効率》
公称最大出力:250W
寸法:1580×812×35
250W×100÷(1.58×0.812)×1,000=19.50%(最大モジュール変換効率)
最大モジュール変換効率がパネル選びのキモになることは間違いありませんが、変換効率が良いことで設置者にとって何のメリットがあるかというと単純により多くの発電が見込めるだけではありません。
変換効率が良いことでより小さな設置面積でより多くの発電が見込めるということになります。
特に日本の現在の屋根の主流は、寄棟屋根で設置面積が狭い傾向にあります。
このように設置面積が限られている場合、家族で使う電気を太陽光発電でまかなう為にはる程度の容量のシステムを設置する必要があるわけです。
また、築年数が経過しているお宅に太陽光発電を設置する場合には住宅への負荷も考慮してパネルの枚数を調整することも考えられます。
太陽光パネルは1枚15kg~20kg程度ありますので、10枚設置しただけで200kg弱の負荷が住宅にかかることになります。
(実際には、パネルを設置する為には架台と言われるレールを敷くので住宅への負荷はアップします。)
変換効率が良いパネルを採用することで限られたスペースを有効に使うことができるようになります。
曇りや小雨の日でも太陽光発電は発電する
太陽光発電は曇りや小雨の日でも発電します。
発電量は晴天の日と比較すると10分の1程度になります。
日立市天気相談所の『日別の曇りの割合(%)』を見ると、曇りの日の平均日数は67日になったと記録されています。
年間で見ると曇りの日の発電量もバカにはできないということですね。
雨の日は小雨程度であれば微量ではありますが発電がありますが、大雨や雪などの雲が多い日には発電はストップします。
太陽光発電が一番発電する季節は春
画像参照元:日本気象協会
意外に思われるかもしれませんが太陽光発電が一番発電する季節は春(4月、5月)になります。
確かに夏場もたくさん発電はしてくれますが、現在の太陽光発電は熱に弱いという性質があり、夏場は発電ロスの影響が出る季節になります。
発電効率の観点からいうと、夏場よりも冬場の方が高いです。
細かいことを言えば、太陽光発電の設置検討は冬場に行い春先に設置するのが一番投資効率が良くなります。
経年劣化におけるパネルのメンテナンスも大切

太陽光発電は経年劣化によって正常に稼働していたとしても年々発電量は低下していきます。
ただ適切なメンテナンスを行えば、その経年劣化のスピードを遅くすることができます。
主な太陽光発電のメンテナンスでは以下になります。
- パネルの汚れ、キズ、破損の清掃
- 架台の汚れ、さび、破損、キズの清掃
- 接続箱のの腐食、破損、配線の損傷、端子の緩みの確認
- パワーコンディショナの外箱の腐食、破損、運転時の異音、加熱の有無、通気の確認
太陽光発電は稼働する部分がなく、他の再生エネルギーの中では最も手がかからないと言われていますが、それでもメンテナンスは必要になります。
住宅用では4年に一度、産業用では1年に一度の点検をおすすめしています。(50kW以上の産業用太陽光発電システムの場合には1年に2度の点検は義務になります)
メンテナンスによって、太陽光発電の経年劣化は緩やかになりますので、是非ともメンテナンスも念頭に置いて設置検討してください。
パナソニックの太陽光発電経年劣化具合
《東京都に5.0kWシステムを設置した場合》
- 250Wモジュール単結晶(NE125×125-72-M(L))20枚
- パワーコンディショナ(VBPC255A4)1台
- 真南設置
- 屋根傾斜30°
初年度発電量・・・5,647kwh
10年後発電量・・・5,251kwh
(5.647kWh×0.93で計算しています。)
ちなみに、太陽光発電の劣化には大きく4つの原因があると言われています。
- 光
- 熱
- 水(雨)
- 機械的ストレス
なので、全ての環境下で上記の表のような劣化割合な訳ではなく、お住まいの地域で雨が多い地域や日差しが強い地域でしたら劣化スピードは早くなるというわけです。
とは言っても、一番劣化スピードが早い単結晶モジュールでも日本においてはどんなに劣悪な環境におかれても年間1%の劣化には達しない程度だと見ていいでしょう。
急激に発電量が低下するようなら出力保証を適用
一般的には太陽光発電の発電量は緩やかに低下していきます。
しかし、稀に施工による配線トラブルやホットスポットによるパネルの劣化などによって通常の劣化スピードよりも速く発電量が低下していくことがあります。
※ホットスポットとは、鳥の糞や落ち葉などが太陽光発電に乗っかり影になった部分の温度が高くなりパネルが劣化すること。
このように不慮の事故で太陽光発電の発電量が規定の数値よりも低下するようだったら、各メーカーが定める出力保証が適用されます。
ちなみに東芝であれば、出力保証は設置から10年間、公称最大出力の90%の90%未満となった場合は無償でモジュールの修理、交換を行ってくれます。
システムの不具合に気付く為にも、カラーモニタを活用して発電状況を把握しておくとよいですね。
ただ、私のお客様でも出力保証が適用されるほど発電量が下がったお宅はありませんでしたので、出力保証に関しては頭の片隅にでも置いておく程度でよいでしょう。
日本での太陽光発電の発電量シミュレーション比較
北海道は平均気温は低いですが日照時間は日本の中でも比較的多い地域で太陽光発電の設置環境としては決して悪くありません。
その為、太陽光発電による発電量も見込める地域です。
ただし、地域によっては雪の影響も考慮する必要があります。
北海道札幌市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
青森県は、残念ながら日照時間は日本の中でも悪いです。
また地域柄、雪も懸念されますのでメーカー選びには神経を使う必要があります。
青森県青森市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
岩手県は、昔に比べると雪も少なくなりましたが、それでも安比や八幡平などの地域では依然として雪も懸念される地域です。
また日照時間も短い傾向にあるので、よりメーカー選定が大切になります。
岩手県盛岡市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
宮城県は、雪が懸念される地域はあるものの日照時間は長く太陽光発電の環境としては悪くありません。
太平洋側の特性を示す地域が多く、東北地方の中でも比較的穏やかなので一年を通して安定した発電量が期待できます。
宮城県仙台市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
秋田県は、日照時間が短く雪も多いことから太陽光発電の環境としては厳しいと言わざるを得ません。
ただし、設置環境やメーカーによってはメリットが受けられます。
秋田県秋田市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
山形県は、日照時間が短く雪も多いことから太陽光発電の環境としては厳しいと言わざるを得ません。
また内陸県で山間部特有の影の影響も懸念される地域です。
太陽光発電設置に関しては、雪・影・メーカーなどを十分に考慮するようにしましょう。
山形県山形市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
福島県は、東北地方の中でも南に位置していますが、日照時間は短く太陽光発電の設置に関しては慎重になる必要がある地域です。
福島県福島市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
茨城県の日照時間は長く、2021年度のデータでは日本で3番目の地域と太陽光発電にとってとても恵まれた環境です。
また、雪の影響も少なく太平洋側で比較的天候も安定しています。
ほぼ全てのメーカーで太陽光発電によるメリットが受けられるといってよいでしょう。
茨城県水戸市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
栃木県は、一年を通して安定した日照時間が確保できる環境で太陽光発電の設置に関しては恵まれています。
ほぼ全てのメーカーで太陽光発電によるメリットが受けられるといってよいでしょう。
栃木県宇都宮市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
群馬県は、日照時間が長く太陽光発電の設置環境として恵まれています。
ただし、太陽光発電は熱に弱い特性があるため、夏場の高温時には発電効率が落ちる地域もあります。
太陽光発電設置の際には、高温に強いメーカーを選ぶことをおすすめします。
群馬県前橋市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
埼玉県は、盆地ということもあり日照時間は短いです。
また、夏場には40度を超える高温も懸念される環境になりますので、太陽光発電の設置環境としては厳しいと言わざるを得ません。
メーカー選び、設置環境には十分注意して設置検討する事をおすすめします。
埼玉県さいたま市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
千葉県は、日照時間、気候ともに太陽光発電を設置する環境として恵まれています。
日照時間は2169.9時間(2020年データ)と日本で10番目の長さになります。
土地柄、太平洋に面しているので夏場でも比較的に風の影響で涼しく過ごせる地域です。
ほぼ全ての土地でメリットが出る県と言ってよいでしょう。
千葉県千葉市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
東京都は、雪の影響は少ない地域ですが日照時間は短い傾向にあります。
また、3階建てが多いのが特徴なので、お隣の影響(日陰)で発電量に支障が出ることがないように注意して太陽光発電を設置するようにしましょう。
東京都練馬区を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
神奈川県は日照時間も長く天候も安定しているため、太陽光発電によるメリットが受けられる土地です。
一年の中でも2月、4月は日照時間も長いので発電量による売電も見込めます。
神奈川県横浜市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
新潟県は、曇りが多い環境にあるため日照時間が短いです。
設置する環境によってはメリットも出ない地域もあるので、設置環境・設置するメーカーには十分に注意しましょう。
新潟県新潟市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
富山県は、曇りが多い環境にあるため日照時間が短いです。
気象庁の発表する2021年における富山県富山市の年間日照時間は1760.2時間と42番目です。
設置する環境によってはメリットも出ない地域もあるので、設置環境・設置するメーカーには十分に注意しましょう。
富山県富山市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
石川県は、北信越地方の中では最も日照時間が長い地域で太陽光発電によるメリットも受けられる地域です。
一年を通して見ると4月、7月の日照時間が長くまとまった発電量も期待できます。
石川県金沢市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
福井県は、地域によって太陽光発電によるメリットが受けられる地域と受けられない地域があります。
福井市や越前市などは比較的雪も少なく発電量も見込めますが、大野市や南越前町は大雪に見舞われる可能性が高い地域と太陽光発電にとって厳しい環境です。
今回は福井県福井市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
山梨県は、2021年における山梨県甲府市の年間日照時間は2319.5時間で日本で一番日照時間が長い県です。
当然、発電量も見込めて太陽光発電によるメリットが大きく見込める地域です。
今回は山梨県甲府市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
長野県は、12月・1月には日照時間が短くなるため発電量も減りますが、それ以外の月ではある程度の発電量が安定しているのが特徴です。
雪が懸念される地域もあるので、設置する際はそれらを踏まえてシミュレーションすることをおすすめします。
長野県長野市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
岐阜県は、日照時間が長く一年を通して発電量が見込める地域です。
ただし、 地形的には県域のおよそ8割が山地によって占められる山岳県になるので、地域によっては日陰などの影響も懸念されます。
太陽光発電設置の際は、建物のある地域で入念に発電シミュレーションを行うようにしてください。
今回は岐阜県岐阜市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
静岡県の日照時間は日本で二番目(2021年気象庁データより)の土地という事もあって、発電量によるメリットが受けられます。
一年を通して天候も安定しているのも特徴です。
広い土地も確保しやすいので、産業用(投資用)太陽光発電の設置環境としても恵まれています。
静岡県岐阜市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
愛知県は、比較的天候も安定していて日照時間も長い為、太陽光発電による発電量が確保できる地域で、ほぼ全ての土地でメリットが受けられます。
より発電量のメリットを受ける為に、メーカー選び・業者選びには神経を使いましょう。
愛知県には太陽光発電の業者が多いので、なるべく実績のある業者を選びましょう。
今回は愛知県名古屋市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
三重県は、2021年における三重県津市の年間日照時間は2165.6時間と日本で12番目の土地です。
太陽光発電の設置環境としては恵まれていて、発電量も見込めると言ってよいでしょう。
三重県津市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
滋賀県は夏場の日照時間が少ない為、年間の発電量も厳しいです。
ただ、立地環境やメーカーによってはメリットを受けられるものもあります。
太陽光発電設置検討の際は必ずシミュレーションを行うようにしましょう。
滋賀県大津市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
京都府は2021年における京都府京都市の年間日照時間は1907.8時間(日本で32番目)と、太陽光発電の設置環境としてはまずまずです。
ただし夏場の日照時間が短かいので、曇りや小雨などの時も発電が期待できるソーラーフロンティアなども視野に入れてメーカー選びをすることをおすすめします。
今回は、京都府京都市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
大阪府は日照時間が長く太陽光発電の発電量は期待できます。
よりメリットを受ける為に、メーカー選びに神経を使うようにしましょう。
大阪府大阪市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
兵庫県は日照時間が長く太陽光発電の発電量は期待できます。
よりメリットを受ける為に、メーカー選びに神経を使うようにしましょう。
兵庫県神戸市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
奈良県は、夏場の日照時間は短い傾向にありますが、その他の季節では安定した日照時間が確保できるため一定以上の発電量が期待できる環境です。
奈良県奈良市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
和歌山県は、一年を通して安定した日射量が望める土地で日照時間も長いのが特徴です。
太陽光発電の発電量も十分に見込めます。
和歌山県和歌山市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
鳥取県は、 気候は比較的で温暖なのが特徴で、春から秋は好天が続きます。
ただし、年間の日照時間はそれほど多くありません。
また冬の豪雪の期間もあるため、太陽光発電の設置環境には十分に注意が必要です。
鳥取県鳥取市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
島根県は、年間平均気温は15℃前後で夏場と冬場の気温差が他県と比較して少ないのが特徴です。
太陽光発電は熱に弱い性質があるため、15℃前後の気温は太陽光発電にとって適しています。
ただし、 寒候期(10月〜3月)は、日本海からの気流がもたらす影響で、東部は天候が崩れる傾向にあるので設置環境には注意が必要です。
島根県松江市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
岡山県は、年間降水量が低く一年を通して安定した天候が期待できる土地なので太陽光発電の設置環境としては恵まれています。
ただし、 中国山地付近は 多量の雨や雪も懸念される地域もあるので、設置前の発電シミュレーションとメーカー選びは慎重に行うようにしましょう。
岡山県岡山市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
広島県は、 比較的少雨で,年間を通じて晴天が多いのが特徴です。
ただし、 瀬戸内海沿岸地域と山間地域では天候に差があり、山間地域では雨や雪も懸念されます。
広島県広島市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
山口県は、 瀬戸内海式気候に属し、温暖な気候で太陽光発電の設置環境としては恵まれています。
中国山地付近では降水量も多くなりがちなので、設置前に注意が必要です。
山口県山口市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
徳島県は、 瀬戸内気候(県北部)と 日本海側気候(南部)に分かれる環境です。
県北部は一年を通して比較的、安定した天候が望めますが、南部は 年間降水量も2,000mm超える地域もあり発電量にも影響があります。
特に南部地域の方は太陽光発電設置前に入念な発電シミュレーションをおすすめします。
徳島県徳島市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
香川県は、 瀬戸内海式気候に属し一年を通して安定した発電量が期待できます。
南部の四国山地に挟まれている土地では若干雨量も増える傾向にあります。
今回は、香川県高松市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
愛媛県は、 瀬戸内型気候に属し年間降水量も少なく安定した発電量が期待できます。
5月、6月の梅雨時期には日照時間が少なるため発電量も下がりますが、それ以外の季節では安定しているのが特徴です。
愛媛県松山市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
高知県は、 大きく海洋性気候と内陸性気候と 日本海側の気候に分けられます。
このうち、山間部、日本海側は雨、雪の影響を受けやすいという特徴があります。
高知県高知市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
福岡県は、 温帯性気候に属し雨が少なく一年を通して安定しています。
冬場(11月、12月、1月)の日照時間は短いですが、それ以外の時期では安定した発電量が期待できます。
福岡県福岡市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
佐賀県は、 北部は日本海型気候、南部は内陸型気候に分けられます。
平均気温が16度前後と比較的暖かく穏やかで、南部( 佐賀平野付近)は特に雨の影響も少なく太陽光発電の発電量も期待できます。
佐賀県佐賀市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
長崎県は、 日本海型気候に分類され、東シナ海からの風も太陽光発電パネルを冷ましてくれて発電量にプラスに作用してくれます。
ただし、有明海沿岸内陸部は夏は非常に高温になるため発電ロスも懸念される地域です。
長崎県長崎市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
熊本県は、 熊本平野を中心に夏は蒸し暑く、冬の冷え込みが厳しい内陸的な気候です。
天草地方は海洋性気候にぶんるいされますが、こちらは夏場の気温もそこまで上昇しない太陽光発電にとっては恵まれた環境となっています。
日照時間も一年を通してあんていしているので発電量も見込めます。
熊本県熊本市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
大分県は、北部・中部・西部・南部で気候が分類されていますが、このうち西部のみ内陸に位置しているため夏場の集中した雨が懸念されます。
それ以外の地域は瀬戸内海気候で温かい風の影響も太陽光発電にとって恵まれた環境といってよいでしょう。
安定した発電も見込めます。
大分県大分市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
宮崎県は、 一年を通じて温暖な気候ということもあり安定した発電量が期待できる地域です。
ただし、夏場の熱さは厳しいので発電ロスも懸念されます。
宮崎県宮崎市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
鹿児島県は、 北部と南部で気候が大きく変わります。
北部は、夏場の気温もそこまで上昇せずに冬の厳しい地域です。
南部は、亜熱帯地域に属し特に夏場の熱さが厳しく発電ロスも懸念される地域です。
太陽光発電にとっての天敵である『高温』が懸念される地域に設置検討する際は、十分に発電シミュレーションすることをおすすめします。
鹿児島県鹿児島市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
沖縄県は、 亜熱帯海洋性気候に属し、 高温・多湿であることが特徴です。
地域柄、台風の影響も懸念されます。
一年を通した日照時間は短くないので、十分にメリットがでる地域となります。
沖縄県那覇市を元に日照時間と各メーカーの発電量シミュレーターで計算しました。
太陽光発電の発電量まとめ
日本の発電量データを見ても分かるように、東北だから調子が悪いとか、九州だから調子が良いものではないことが分かっていただけるかと思います。
また、太陽光パネルは熱に弱い性質がありますので、真夏よりも春先や秋口に最もよく発電してくれます。
そうゆう性質上、単純に沖縄が暖かいから太陽光発電に向いているんじゃないかと考えるのは早計ということですね。
これにくわえて、屋根の大きさや形などによっても発電の仕方は大きく変わってきます。
設置検討の際には、自分の家の屋根でどれだけの電気が作れて、どれだけの電気が売れるのかをシステムの費用とをシミュレーションしてもらってください。
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