太陽光発電は曇りや雨の日の発電量が年間発電量に大きく影響します

太陽光発電は曇りや雨の日も発電します

太陽光発電を選ぶうえで大切になる考え方として、曇りや雨の日の発電量があります。

各メーカーのカタログやホームページには最新のパネルの発電量などが大きく掲載されていて、すごく発電してくれそうなイメージを持ちますが、あのデータは太陽光発電が一番発電してくれる環境下のもとで発揮されるパフォーマンスになりますので、年中同じ発電をしてくれるわけではありません。

公称最大出力であり、JIS C 8918で規定するAM1.5、放射照度1,000W/㎡、モジュール温度25℃での値です。
東芝Sシリーズ 360W/265W太陽電池モジュール リーフレットより参照

当然ですが、天候には晴れ、曇り、雨、雪などの天候もありますので、太陽光発電を選ぶ時には一年を通した年間発電量の大きさで選ぶことが大切になってきます。

太陽光発電の発電量を天候ごとにデータとともに比較して、曇りや雨の日は晴れよりもどの程度低下するのかを紹介します。

また、地域によっては曇りの天候を加味する必要がある所もありますので、曇りの多い地域におすすめの太陽光発電の紹介をしていきます。

▼太陽光発電の1日の発電量をグラフで掲載!

晴れ・曇り・雨の日の発電量の比較

今回はちょーこくん (@csX4HSa38rlqi0G) さんの発電データを元に、各天候の発電量を比較していきます。

発電量の比較は晴天時を100%とし、『曇りや雨の日の発電量÷晴天時の発電量×100』で何%の発電しているかとしています。

曇りや雨の日が晴天時と比較してどの程度発電するのか、目安にお使いください。

晴れの日の発電量

晴れの日の発電量データ
晴れの日の発電量は22.4kWhになります。

今回はこの発電量を100%とした比較になります。

曇りの日の発電量

曇りの日の発電量データ
曇りの日の発電量は9.7kWhでした。

晴天時と比較すると、43.3%になります。

雨の日の発電量

雨の日の発電量データ
雨の発電量は3.8kWhでした。

晴天時と比較すると、16.9%になります。

大切な年間発電量という考え方

日別の曇りの割合表
データ参照元:日別の曇りの割合(%) | 日立市天気相談所

太陽光発電において曇りや雨の日などを含めた年間発電量という考え方が大切だと冒頭でご説明しましたが、晴れの日でも早朝や夕方には太陽が沈んで曇りと同程度の発電量となることもあります。

茨城県日立市の過去60年間(1953年から2012年)の日別の出現割合から曇りの日を算出すると、年間で67日ほどあったと報告されています。(曇りの割合が45%以上の日)

また、雨の日は15日と報告されています。(雨の割合が25%以上の日)

そして、早朝や夕方の辺りが薄暗い時期も考えると、意外に太陽光発電が100%の発電パフォーマンスを発揮している時間が少ないことに気がつきます。

ですから、最大出力も大切な指標ではありますが、年間でどれだけ発電してくれるのかという年間発電量の考え方がとても大切になってくるわけです。

都道府県別の年間日射量ランキングと発電量の求め方は、別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

曇りが気になる・多い地域の方におすすめの太陽光発電はソーラーフロンティア

気象庁の2021年における各地の気温、降水量、風のデータを元に計算すると曇り・雨が多い上位10県は以下になります。

順位都道府県日照時間
1滋賀県 1611.7
2東京都 1686.9
3埼玉県 1704.1
4山形県 1734.5
5秋田県 1755.7
6富山県 1760.2
7岩手県 1781.2
8鳥取県 1785.5
9青森県 1785.7
10福島県 1811.3

上記の地域では曇りや雨の日を視野に入れた年間発電量という考え方がとても大切になってくる地域になります。

曇りや雨が多い地域には、ソーラーフロンティアがおすすめです。

ソーラーフロンティアは、他のメーカーのシリコン製の太陽電池ではなく、化合物であるCIS(Copper(銅)+Indium(インジウム)+Selenium(セレン))を使って構成されています。

その為、早朝や夕方、曇りの日差しが弱い時間帯でもしっかりと発電してくれるという特徴があります。

また、シリコン製の太陽光パネルではに雪や落ち葉などが一部分に乗っかってしまうと、システム全体に発電ロスが生じてしまいますが、CISパネルの場合には一部分のみの発電ロスで済むというメリットもあります。

なので、冬場の雪の影響も気になる地域には、なおのことおすすめの太陽光発電です。

太陽光発電曇り・雨の発電量まとめ

太陽光発電における曇りや雨の日の発電量をデータと共に紹介しましたが、当然ながらメーカーによって発電量は変わってきます。

また曇りが多い地域におすすめの太陽光発電としてソーラーフロンティアを紹介しましたが、こちらも全てのお宅でおすすめというわけではありません。

太陽光発電を選ぶうえで大切なのは、建物の屋根環境とそこに住む家庭のライフサイクルを加味して考えることです。

また業者やメーカーもいくつかありますので、一つの業者・一つのメーカーで考えずに常に4~5の業者・メーカーで比較検討するようにしましょう。

そして建物にとって一番メリットの大きいメーカーで前向きに設置の検討することをおすすめします。

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