太陽光発電の寿命が絶賛記録更新中なワケ

太陽光発電の寿命は30年前後

太陽光発電の寿命は30年前後
現在の太陽光発電の寿命は30年前後だと言われています

ちなみに、太陽光発電の法定耐用年数は17年と設定されています。

太陽光発電の場合、この17年という数値を元に減価償却していくことになります。

しかし、この30年という数字も現在記録更新中と言う状況です。

というのも太陽光発電自体、まだ歴史が浅く1954年に生まれたものが世界で一番古い太陽光発電になります。

日本では、長崎県の尾上島灯台に設置されたシャープ製の太陽光発電が一番古いもので、1966年に設置されました。

そして現在の一般向けに太陽光発電が普及しだしたのが1980年代になってからになりますので、歴史的には30年ちょっとと言えます。

なので現状、太陽光発電の寿命は30年以上というのが一般的な解釈です。

しかし、モジュール(パネル)の構造は非常にシンプルな仕組みで、シリコンなどの結晶(石)を薄くスライスし、それをウエハー状に重ね合わせて、それを強化ガラスでモジュール(パネル)にしています。

また、そのシリコンの結晶も単結晶と多結晶に分けられます。

単結晶パネルのほうが発電効率が高いですが、多結晶パネルのほうが耐用年数は長いと言われています。

電極が流れる部分にハンダ接続はしていますが、パネル自体は非常にシンプルな作りになっています。

簡単に言ってしまうと、石盤が屋根の上にあると言った感じですね。(笑)

そのようなことから半永久的に使用できる(モジュールの汚れによって発電量は損なわれます)と言いたい所ですが、現状では30年以上もつもので、寿命の記録更新中であると言えます。

ちなみに、太陽光発電の寿命の記録上昇とともに、太陽光発電の世界での市場シェアが増加傾向になってきました。

ソーラーパワー・ヨーロッパ(旧欧州太陽光発電産業協会)の発表で2014年の新規太陽光発電導入量では970万キロワットで日本は世界2位の導入量でした

そして、日本、中国、アメリカの3カ国でこのまま太陽光発電が普及し2019年には太陽光発電の市場シェアは2.2倍(2014年比)になると予想しています。

 2019年における太陽光発電のメリット・デメリットをまとめました。
頑張ってまとめましたのでよろしかったら、そちらのページもご覧下さい。

⇒ 太陽光発電のメリット・デメリットまとめ

ソーラーパネル故障内訳

太陽光発電売電の故障割合円グラフ

2012年にアメリカで開催されたIEEE(institute Electrical and Electronic Engineers)光起電力専門家会議で、3年間で750プラント750メガワット以上のシステム実証を基、太陽光発電システムの故障解析が報告されています。

システム全体から言うと、ソーラーパネルの故障は約2%と非常に少ないという結果が報告されています

ソーラーパネル故障の内訳としては表面ガラスに伴うもの42%、セルによるもの12%、ソーラーパネルを支持構造に取り付けるブラケット部が8%、コネクター部が7%、太陽電池モジュール間を接続するジャンクション箱が6%などでした。

10年以上経過したソーラーパネルの故障原因として、太陽電池セルと表面ガラスの間位に水が入ったことや、セル温度上昇によりラミネート部分にガスが発生したことなどが報告されています。

太陽光発電システムの故障を考える場合、太陽電池パネルよりも周辺機器などの信頼性向上が重要になります。

壊れなくても発電量の低下は起きる

太陽光発電の寿命は30年程度とご説明しましたが、太陽光発電は新品購入時の時から徐々に発電量は低下していきます。

発電量の低下原因としては下記の9点があげられます。

  1. ホットスポットの発熱でのモジュール損傷
  2. ホットスポットによる発熱でのクラスタ内通電不良
  3. 配線不良
  4. バイパスダイオードの不良
  5. モジュール内のハンダ付け不良
  6. 周辺樹木・電柱・建築物の陰の影響
  7. 接続コネクタの抜け
  8. パワーコンディショナの故障・不良
  9. 漏電(PID)などに起因する発電不良

発電量の低下はいたしかたない部分ではありますが、それでもいきなりズドンと使い物にならないくらいい発電量が低下するわけではなく毎年最大発電量の1%(大きく見て)程度の低下になります。

またこの発電量の低下に関しては各メーカーの定める出力保証が適用となりますので、いきなりズドンと発電量が下がってしまった場合には、この出力保証が適応されます。

なお、発電量の計算方法に関しては別ページにて詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

⇒ 太陽光発電の発電量の計算の仕方

太陽光発電の故障原因

シンプルな仕組みである太陽光発電ですが、少なからず故障もあります。

しかし、正確には太陽光発電システムの不具合によるものがほとんどです。

太陽光発電システムとは、パネルだけで構成されているわけではなく、大きく分け下記の6点で成り立っています。

  • 太陽電池
  • パネル以外にパワーコンデジショナ(太陽光発電で作った電気を家で使える電気に変換する変換機)
  • 接続箱(パワーコンディショナに送られる前に電気を一つにまとめるボックス)
  • カラーモニタ(リアルタイムで現在の発電状況が分かるモニター)
  • 売電メーター
  • 配線

この5つを総称して、太陽光発電システムと呼びますが、故障の原因が太陽電池であるケースはほとんどありません。

私のお客様でも太陽電池の不具合の例はありませんでした。

では、どこの故障が多いかと言えばダントツにパワーコンディショナですね。

『太陽光発電』と聞くと、つい家電製品のイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、太陽光発電は家電製品ではありません。

家電にあたる部分は、パワーコンディショナとカラーモニタになります。

⇒ パワーコンディショナの使い方を元営業マンが全力で説明してみた

⇒ カラーモニタの使い方を知ると太陽光発電が面白くなる

太陽光発電システムにおいても、この家電製品もにあたる部分の故障があるということですね。

しかし、これについてもメンテナンスで対応できるので、パワーコンディショナについては10年前後のメンテナンスをおすすめしていて、費用については2万円程度です。(カラーモニタについてのメンテナンスは必要ありません)

このメンテナンスさえしっかりしていればいきなり『故障だ!どうしようΣ(>ω<ノ)ノヒイィィィ!!』と慌てふためくこともありません。

パワーコンディショナのメンテナンスは売電メーターのように絶対ではなく任意になりますので、ついおこたってしまう方もいらっしゃいますが、必ず行った方がいいです。

※売電メーターの交換費用は各管轄電力会社によって変わりますが、おおむね1万5千円〜3万円になります。

このメンテナンス代をケチってしまうと、パワーコンディショナが故障して本体ごと買い替える必要がでて20万円程度の出費と馬鹿にならない金額となってしまいます。

太陽光発電の寿命を伸ばす意味も込めて、メンテナンスが必要な部分にはしっかりとメンテナンスを施しましょう。

ちなみに太陽光発電システムの故障場所の割合は、ソーラーパネルが原因の故障は約2%、表面ガラスにともなうものが42%、セルによるものが12%、ソラーパネルを支持構造に取り付けるブランケット部が8%、コネクター部が7%、接続箱が6%になります。

太陽光発電の寿命まとめ

とてもシンプルな構造な太陽光発電なので寿命も記録更新中なワケですが、やっぱりメンテナンスは必要になります。

ただ、10kW未満の住宅用太陽光発電システムではそこまでメンテナンスにも気を掛けることもなくできれば4年に一度程度、各パーツの点検をしてもらったほうがよいでしょう。

10kW以上の産業用太陽光発電の場合にはメンテナンスは必須になり。50kW以上のシステムではメンテナンスは義務になります。

太陽光発電は高額商品になりますので、メンテナンスも頭に入れて寿命の向上に努めてください。

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