ZEH(ゼッチ)と太陽光発電のメリットまとめ

ZEHとは

最近よく耳にするのがネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House以下ZEH)なるワード。

ゼロハウスとか呼ばれていますね。

このゼロハウスの考え方が最近の主流で、私的にもエコ的にも経済的にもとても良いと思います。

ZEHとはいかなるものなのか見てみましょう。

簡単にZEHの事を言ってしまえば、環境性に優れた次世代型住宅を意味し、エネルギーを全く消費しない住宅を意味します

正確に言えば、エネルギーを全く消費しないことはありえないわけですが、ようするに消費する量以上のエネルギーを自ら創り出す家のことを指します。

最近ではミサワホームや積水ハウス、住友林業など大手ハウスメーカーは軒並み、ZEHを戦略商品と位置づけて普及拡大に向けた取り組みをすすめています。

政府は新築住宅については2030年までに100%ZEH化、既存住宅も2050年までに全てZEHにすると目標を掲げています。

そんなZEHのキモになるのが太陽光発電というわけです。

一般住宅に太陽光発電とZEHの相性が良い3つの理由

ZEHでは、再生可能エネルギーが分散型システムを組み合わせることで実現しますが、住宅と一番相性の良い再生可能エネルギーが太陽光発電になります。

太陽光発電が他の再生可能エネルギーよりも優れている点としては3点あります。

それぞれ説明していきますね。

設置後のメンテナンス費用が安い

太陽光発電は他の再生可能エネルギーに比べて格段に設置後のメンテナンス費用が安いのが特徴です。

これは太陽光発電自体に稼働する部分がないためです。

メンテナンスの費用としては、10年目安でパワーコンディショナの基盤交換(2~3万円)と10年後に義務で売電メーターの交換費用(1万5千円〜3万円)がかかるだけになります。

ちなみに売電メーターの交換に関しては、各電力会社ともにスマートメーター化しているので、2019年1月現在では北海道電力管内のみ売電メーターの交換費用が発生することになります。

屋根に設置することができるので既存スペースを有効に使える

太陽光発電は屋根という建物にとっての空きスペースを有効に使うことができるので、新たな場所を確保する必要がありません。

ただ、実際には屋根のスペースは限らていますので、狭い屋根やオシャレな入り組んだ屋根では消費する以上のエネルギーを創り出すことはできません。

年々太陽光発電も小型化し発電効率も向上してはいますが、まだまだ全ての屋根でメリットがでるとは言えません。

また、あまりに古い屋根では耐震性の問題だったり、雨漏りのリスクもあるのでおすすめはできません。

2050年に向けた全世帯ZEH化には、まだまだパネルの性能、質量、施工方法で課題がある状態だと言えます。

政府がバックアップしている

再生可能エネルギーの普及の目玉として政府がバックアップしてくれているのも太陽光発電が短期間で爆発的に普及している要因の一つにもなります。

具体的には、FIT(固定価格買取制度)や補助金の支給になります。

FITに関しては2011年より施行されそれまでの買取価格の倍(1kWあたり48円)で売電できるようになりました。

ただ、FITに関しては太陽光発電の普及と共に減少傾向にあり、2019年の買取価格は1kW24円(出力制御対応機器設置義務あり地区は26円)になります。

太陽光発電単体の設置による国からの補助金は2013年に終了してしまいましたが、市区町村からの補助金は継続しています。

また、ZEH支援事業として戸建住宅を新築で建てる方に定額で70万円の補助金が国から支給していただけます。

さらに蓄電池も導入するとプラス30万円の支給もあります。

スマートハウスとZEHの関係性

最近『スマートハウス』というワードをテレビや雑誌などで目にする機会が増えたように感じます。

なんだか響きの良いフレーズですが、その意味をご存知でしょうか?

そもそもスマートハウスという概念は1980年代にアメリカで流行った考え方で、住宅に最新家電を備え付けた住みやすい家というのがそもそもの意味になります。

そして最近では、スマートハウスの概念も様変わりし太陽光発電を設置して住宅をHEMS化することを意味するようになりました。

HEMS(ヘムス)とは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略になり家庭の使用電力、太陽光発電で現在作っている電気、売っている電気などをインターネットで連携させて家庭の電気を見える化するシステムの事です。

HEMSで出来る事

家庭をHEMS化することでどのようなことが出来るのか下記に列記します。

  1. 光熱費の家計簿代わりになる
  2. 外出先でも電気の使用状況を管理できる
  3. 子供が光熱費に興味を持つ

それぞれ見ていきましょう。

光熱費の家計簿代わりになる

家庭をHEMS化する事で使用電気、太陽光発電で売った電気など何にいくらか使ったかが記録されます。

それは自動的な光熱費の家計簿となります。

その家計簿を一ヶ月に一度見て家族会議する事で家族の電気使用に関する意識が高まります。

外出先でも電気の使用状況を管理できる

また、リアルタイムでも使用電気、売った電気が分かります。

家に設置されるモニターや連携させているパソコン、タブレット、スマートフォンなどから見る事ができて、その使用状況を見て、例えばエアコンの温度の調節なども連携させたスマートフォンなどからも行うことができます。

子供が光熱費に興味を持つ

使っている電気、売っている電気が見える事で子供が光熱費に関心を持つようになります。

なによりも節電が地球の為になっていることなどを、教える機会になるのでHEMS化する事で子供に生きた授業を行うきっかけになります。

電気が『見える』ことで、得られる事は大きいですよ。

太陽光発電がもたらすスマートハウスメリット

クリーンなエネルギーで暮らせる

太陽光発電によってCO2(二酸化炭素)を排出しない地球に優しいクリーンなエネルギーの中で暮らす事ができます。

また太陽光発電と相性の良いオール電化でも省エネによるCO2削減が期待できます。

低炭素社会の実現に向けて一軒一軒のスマートハウスライフが一番の効果があります。

なお、太陽光発電による環境への影響度は別ページに詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

ライフスタイルに合わせて家電が進化する

各家庭によってライフスタイルが変わり、電力ピークの時間帯も変わってきます。

そんな各家庭に合わせて稼動時間などを変更してくれる家電の中で暮らせます。

具体的には人感センサーが搭載されている照明やプラズマクラスターなどの空気清浄機の風量も最適なものに切り替わります。

電気自動車でガソリン代が節約できる

プラグインを搭載した電気自動車は家庭用のコンセントで充電が可能です。

これによって太陽光発電で作った電気を蓄電装置に貯めておき、その電気を充電すればガソリン代の節約ばかりでなく、低酸素社会への取り組みにもなります。

蓄電池がもたらす安心感を得られる

昼間に太陽光発電によって作った電気を蓄電します。

そうすることによって、太陽が出ていない夜間も電気を買う事なくまかなう事ができます。

また、震災時などの万が一の時にも蓄電しておけば電力会社に頼らずに生活することができます。

外出先から遠隔で電気のコントロールができる

スマートフォンなどで、リアルタイムの電気の使用状況が確認できます。

そして、使いすぎていればエアコンの温度の調節や電気の消し忘れなどにも一役買ってくれます。

確かに、スマートハウスでは最初に投資する部分はありますが、長い目で見れば経済的にもメリットのある経済的にも環境的にも優しいライフスタイルと言えるでしょう。

しかし、環境的には良いと分かっていても経済的に無理をして太陽光発電を導入するのでは本末転倒です。

まずはメリットが出るかどうか自分の家に合った太陽光発電を見つける所から始めましょう。

スマートメーターによる管理ができる

スマートメーター
スマートメーター

太陽光発電の設置によって、、今までのアナログのメーターからデジタル式のスマートメーターへと変わります。

スマートメーターでは、自動的にデータ計測しを遠隔地に送ることができるという特徴を持ちます。
その為、検針の必要がありません。

またスマートメーターでは30分単位でのデータ計測が可能なので、より細かく電気の使用量を確認できます。

ZEHと太陽光発電まとめ

太陽光発電の普及が2019年時点で10%になっていることを考えると、これからますますZEHは増えていくことが予想されます。

いきなり全ての設備をZEH使用にしてしまうのは金銭的にもかなりの額がかかりますし、家族も慣れるのに時間がかかることでしょう。

そこで住宅を少しづつZEHに近づけていくことで金銭的にも大きな額はかからず、徐々に移行することができます。

ZEHの主役が太陽光発電であることを考えると太陽光発電からの設置をおすすめします

太陽光発電の設置は省エネではなく創エネと言われていて、節約ではなく電気を作ってくれて電気を売ることができるため、設置前よりも豊になるお宅もあります。

もちろん全てのお宅でそのようなメリットが得られるわけではないので、まずはZEHの検討も踏まえて太陽光発電のシミュレーションをおすすめします。

メリットが出るようであれば前向きに検討するようにしましょう。

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