フルローンの太陽光発電投資は1kW15万円が目安※シミュレーションアリ

10kW以上の太陽光発電システムの場合、規模が大きくなる為金融機関から資金の借り入れをして設備の費用にあてる方が大半になります。

また、手元に資金があっても万が一の時の資金として金融機関からの借り入れを行うことも得策になります。

そこで問題になってくるのは太陽光発電投資において自己資金なしのフルローンはアリなのか?ナシなのか?という問題になります。

先に結論から言えば、太陽光発電投資ではフルローンはアリです

ただしフルローンでの太陽光発電投資を成功させるためにいくつかの条件がありますので、シミュレーションと共に紹介していきます。

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太陽光発電フルローンシミュレーション

フルローンのシミュレーションをしいね産業シミュレーションツールを使って行いました。

あくまでも簡易的なシミュレーションになりますので、参考にしてください。

なお、固定資産税、火災保険、パワーコンディショナの点検費用、電気代などの維持費に関しては除外した数値になります。

太陽光発電の維持費に関しては別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

システム価格1,200万円、売電単価21円のケース

フルローン償却年数シミュレーション【システム価格1,200万円、売電単価21円のケース】
《条件》
システム価格(土地代込み):1,200万円
設置システム容量:57.6kW
補助金:70,000円
屋根の無機:南側100%
売電単価:21円
頭金:なし(フルローン)
ローン金利:2.5%
ローン返済回数:180回(15年)
《収支》
月々の売電収入:106,948円
月々の返済額:79,389円
月々のキャッシュフロー:+27,559円
設備償却年数:11年1カ月
支払い総額14,290,146

システム価格1,500万円、売電単価18円のケース

フルローン償却年数シミュレーション【システム価格1,500万円、売電単価18円のケース】
《条件》
システム価格(土地代込み):1,500万円
設置システム容量:78.12kW
補助金:150,000円
屋根の無機:南側100%
売電単価:18円
頭金:なし(フルローン)
ローン金利:2.5%
ローン返済回数:180回(15年)
《収支》
月々の売電収入:124,327円
月々の返済額:98,821円
月々のキャッシュフロー:+25,506
設備償却年数:11年11カ月
支払い総額17,787,818

システム価格1,400万円、売電単価18円のケース

フルローン償却年数シミュレーション【システム価格1,400万円、売電単価18円のケース】
《条件》
システム価格(土地代込み):1,400万円
設置システム容量:96.00kW
補助金:100,000円
屋根の無機:南側100%
売電単価:24円
頭金:なし(フルローン)
ローン金利:2.5%
ローン返済回数:180回(15年)
《収支》
月々の売電収入:152,784円
月々の返済額:92,499円
月々のキャッシュフロー:+25,506
設備償却年数:9年
支払い総額16,649,876

1kW15万円が太陽光発電投資の目安

フルローンで太陽光発電システム設置する場合に一番大切になってくるのは、初期費用になります

そして、その目安は1kWあたり15万円(土地代込みの価格)以下になります。

フルローンは自己資金を用意することなく太陽光発電投資が行えるメリットはありますが、その反面どうしても毎月の返済額は多くなりますのでキャッシュフローは悪くなります。

そのフルローンのデメリットを考慮すると、どうしても初期費用抑えて設置することが大切です。

特に1kW15万円以下の物件であれば、毎月プラスのキャッシュフローを得ながら、なおかつ設備の償却年数も10年以下が見えてきます。

売電単価ももちろん大切ではありますが、投資案件と言う視点で見れば初期費用に重きをおくことが大切な理由がここにあります。

ただ、実際には1kW15万円以下の物件と言うのは早々市場には出てきません。

良い案件に関しては長い目で見て、業者との信頼関係によって流れてきます。

焦らずに良い案件が巡ってくるまで、目当ての金融機関との取引実績を重ねることや貯金を増やすなどして信用格付けを上げるように取り組みましょう。

信用格付けが上がる事で金利が安くなったり、融資可能額が増えるなどのメリットがあります。

太陽光発電に関してはソーラーローンと言われる太陽光発電専門の貸付制度が利用されます。

フルローン物件という事で売りやすくなる(出口戦略)

フルローンで太陽光発電投資をすることで、物件の価値自体も向上するので売りやすくなるという出口戦力のメリットもあります。

太陽光発電はどうしても日射量や天候によって運用パフォーマンスが左右されてしまうので、金融機関からの条件も厳しくなりがちです。

特に頭金なしのフルローンでは審査基準は厳しくなります。

ただ、一度フルローンが付いた案件という事になると、その後も実績のあるセカンダリ物件ということで案件に対する信用価値が上がるので、投資家達からも金融機関からもプラスの材料となります。

実はフルローンでの太陽光発電投資は出口戦略としても大きなメリットがあります。

フルローン融資の審査ポイント

フルローン融資のポイント
  • 太陽光パネルの損傷や劣化リスクが低いこと
  • 太陽光発電システム単体収支がプラスであること
  • 土地の権利関係がはっきりしていること
  • 販売・設置業者の信用力とノウハウがあること
  • 周辺住民の反対運動が起きるリスクが低い事
  • 担保価格があること
  • 総合収支(他事業)があること

元銀行出身者から太陽光発電融資の審査ポイントを聞きました。

ポイントとなってくるのは上記の7点です。

7点の条件を出来るだけ満たすことが出来ればよりフルローンの可能性が高くなります。

ただ、最近は売電単価が下がっているのでフルローンでの融資は相当ハードルが高くなってます。

販売・設置業者の過去の販売実績も審査ポイントになっているとのことなので、出来るだけ金融機関とも相性の良い業者で購入の検討をするようにしましょう。

フルローン太陽光発電投資まとめ

フルローンによる投資は最初の初期費用が全てと言っても過言ではありません。

そして2024年時点での目安としては1kW15万円になります。

ただ、地域によって日射量や補助金の額が変わってきますので、できるだけ良い条件で設置することでさらにメリットも大きくなります。

また、厳密にシミュレーションする際には維持費も頭に入れておく必要があります。

決して業者の言う『表面利回り』に惑わされてはいけません。

投資案件については維持費を換算した『実質利回り』で考えることをおすすめします。

最近の銀行融資ではフルローンはかなり厳しい状況にはなりますが、条件さえ満たすことができればば不可能ではありません。

良い条件の物件は少なくなってきていますが、自分で整えられる条件を満たして、フルローンでの投資を目指しましょう。

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