公開日: 更新日:

太陽光発電で発電した電気をエアコン(自立運転)に使う際の注意点

夏場の暑い日にエアコンは欠かせませんが、使用する電気代が気になるご家庭も多いかと思います。

太陽光発電を設置しているお宅であれば、太陽光発電の電気だけでエアコンを稼働させることができれば、電気代の節約にもなります。

結論から申し上げると、太陽光発電の自立運転機能によってエアコンを稼働させることは可能です

ただ、自立運転によってエアコンを稼働させる際に注意すべき点が4点あります。

この注意点を疎かにすると節電だと思っていたら結局損をしていたということにもなりかねません。

太陽光発電の自立運転で使用できるエアコンや自立運転することによる売電収入の変化、使用時の快適性などをご紹介します。

100Vタイプのエアコンにのみ自立運転させることができる

100Vタイプのエアコンにのみ自立運転させることができる
エアコンは100Vタイプのものと200Vタイプのものに分類することができますが、太陽光発電の自立運転によって稼働させられるエアコンは100Vタイプのものに限られます。

自立運転の際にはパワーコンディショナ脇にあるコンセントに電源プラグを差し込んで使いますが、各メーカー電圧は100Vになっています。

特にパワーコンディショナのコンセントの規格は100Vでなければいけない法律はありませんが、1914年にそれまでまちまちだった送電方式を一つにまとめるために、普及していた100V電球合わせる格好でコンセントも100V規格に定着していったようです。

この流れを受けて現在販売されているパワーコンディショナは100V仕様となっている為、使用できるエアコンも100Vのものに限られるわけです。

ただ蓄電池は単相3線式の200Vも発売されてきていますので、今後はパワーコンディショナも200V規格で発売されてくるかもしれません。

自家消費しすぎると売電収入が減る

家庭におけるエネルギー消費量の内訳(2015年)
太陽光発電で作った電気を自立運転によって自家消費に回せば電力会社から買う電気は少なくなりますが、その反面電力会社に売る電気の量は減ってしまいます。

10kW未満の住宅用太陽光発電システムでは、太陽光発電で作った電気は一度自家消費に回され、その余剰分を電力会社へ売る事ができる余剰買取となっています。
(10kW以上の産業用太陽光発電システムは全て電力会社に買取(全量買取)になります)

なので、太陽光発電で作った電気だからと言ってエアコンに無駄に消費してしまうと売電収入が減ってしまう事になります。

資源エネルギー庁の『省エネ性能カタログ2017年冬版』によると、家庭におけるエネルギーの消費割合としてエアコンを含む暖房機器は22.4%を占めるという報告がありました。

エアコン使用によってかなり大きな額を消費していることになりますので、太陽光発電で作った電気もかなり食われることになります。

無駄な自家消費は売電収入が減る事になりますが、必要な分のエアコンを自家消費に回すことは消費電力の削減にかなり有効に働くことになりますので調整してエアコンを使用することが大切です。

ちなみに、エアコンの電気代は消費電力(W)×使用時間(h)×電力使用量料金で求めることができます。

使用しているエアコンが途中で使えなくなる場合がある

太陽光発電の発電イメージ図

自立運転機能はあくまでも付加機能であり、太陽電池出力のみに頼る非常に不安定な電源です。
一般的な負荷を必要とする動作開始時のピーク電力も供給できるようになってはおりません。
シャープ

太陽光発電は太陽が出ている日中しか発電しない為、自立運転でエアコンを稼働させていても太陽の動きや雲の関係などによって途中で使えなくなることがあります。

またエアコンは他の家電と比較しても消費電力が大きいため、自立運転での稼働は特に不安定になります。

これは太陽光発電の自立運転は基本的に停電時などの非常用の電源確保になるためです。

日常的に自立運転にすることを見込んで作られていないんですね。

ちなみに10畳ほどの部屋に設置されている冷房能力2.8kWのエアコンを稼働させるために必要な消費電力は約560Wほどだと言われています。

これは3kWほどの太陽光発電システムを設置して、天気が良ければエアコンの自立運転も可能になる計算です。

太陽光発電は太陽の上昇と共に発電量を増し、だいたい17時~18時までの間発電してくれます。

この間、そのシステムが最大限活躍する時間帯は9時~15時程度になります。

これ以外の時間帯では自立運転でのエアコンの稼働は不安定になる事を肝に命じておきましょう。

自立運転終了時には連携モードに設定し直す

自立運転には手動での対応が必要になります。

エアコン使用の目的が終わったら、手動で売電モードに戻さないといつまで経っても売電を再開してくれません。

これは災害時の自立運転の時も同じで手動で売電モード、自立運転モードを設定する必要があります。

設定方法は難しくありませんが、各メーカーによって若干設定方法は異なります。

心配な方は、別ページで各メーカーの自立運転の設定の仕方をまとめましたのでそちらのページをご覧ください。

まとめ

太陽光発電の自立運転でエアコンを稼働させる時の注意点をまとめると以下になります。

  • 100Vタイプのエアコンに限る
  • 無駄な電力の消費は売電収入に影響する
  • 電力が不安定
  • 手動で『売電モード』『自立運転モード』を1回1回設定する

上記4点の注意事項を守れば自立運転によってエアコンを効率的に稼働させることができます。

ただ、日常的に自立運転を活用している方は多くありません。

これはやはり電力が不安定な事と、売電収入が減ってしまうからですね。

個人的には、2019年に入って売電単価よりも日中の電気単価のほうが大きくなりましたので、自立運転を日常的に活用する機会は多くなると思っています。

買電と売電のバランスを考えてエアコンを使うようにしましょう。

おすすめ太陽光発電一括見積もりサイト【タイナビ】
当サイトでは太陽光発電をなるべく安く設置したい人に、わずか30秒であなたのお住いからなるべく近くて最安値の販売店を見つけてくれるタイナビをオススメしています。

タイナビを利用の際は『ご意見・ご要望をご記載ください。』の欄に『最安値の販売店を希望しています。』と入力してください。 それだけで勝手に販売店が価格を競って提示してくれます。

メールでの簡易見積りにも対応してくれるので、概算で相場を知ることもできます。

利用は無料ですので、興味のある方は下記公式サイトから最安値の販売店を探してみてください。

⇒ 【タイナビ】無料で太陽光発電一括見積り!