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ハウスメーカー別太陽光発電比較一覧表
ハウスメーカー名 | 初期保証期間 | 定期点検 | 取り扱いメーカー |
---|---|---|---|
三井ホーム | 30年 | 10年に1度 (30年目までは無料で以降は有料) |
シャープ 東芝 カネカ パナソニック |
へーベルハウス | 30年 | 5年に1度 (30年目までは無料で以降は有料) |
パナソニック 京セラ サンテックパワー |
住友林業 | 30年 | 5年に1度 (25年目までは無料で以降は有料) |
シャープ 京セラ ソーラーフロンティア パナソニック |
積水ハウス | 30年 | 5年に1度 (30年目までは無料で以降は有料) |
シャープ カネカ |
セキスイハイム | 20年 | 5年に1度 (60年目まで無料) |
シャープ ソーラーフロンティア 京セラ |
ダイワハウス | 30年 | 5年に1度 (25年目までは無料で以降は有料) |
パナソニック、シャープ |
パナソニックホームズ | 20年 | 5年に1度 (25年目までは無料で以降は有料) |
パナソニック |
ミサワホーム | 30年 | 10年に1度 (30年目までは無料で以降は有料) |
Qセルズ 京セラ 東芝 |
一条工務店 | 30年 | 10年に1度 (10年目までは無料で以降は有料) |
夢発電システム (オリジナルソーラー) |
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ハウスメーカーで太陽光発電を設置するメリットデメリット
http://www.nedo.go.jp/content/100866077.pdf | JPEA
2009年のFIT(固定価格買取制度)法以降、日本でも太陽光発電が普及し2016年の時点で住宅用太陽光発電導入件数は日本全体で7.2%との数字が太陽光発電協会から報告されています。
今後は太陽光発電の低価格化の流れと共に新築に太陽光発電を設置する件数は多くなることが予想されるわけですが、安易にハウスメーカーで太陽光発電を設置するのはおすすめしません。
ハウスメーカーで太陽光発電を設置する際のメリットとデメリットをまとめましたので、参考にしていだければと思います。
メリット
支払いを一つにまとめられる
太陽光発電を新築時に設置すれば住宅ローンという形で支払いを一つにまとめることができます。
支払いを一つにすることで、家計の計算がしやすくなります。
また、新築建設以降に車のような高い買い物の必要性が出てきた時にも、借り入れ先の数が二つよりも一つのほうが金融機関からの印象が良くなるのでローンも通りやすくなります。
また太陽光発電を後付けで設置する際には、太陽光発電専門のソーラーローンを使うことになりますが、住宅ローンに比べて金利は高めになります。
なお、ソーラーローンの金利に関しては別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
屋根瓦一体型の太陽光発電が設置できる
新築時に太陽光発電を設置する際の一番のメリットとも言えるのは、屋根瓦一体型太陽光発電を設置することが出来る点にあります。
屋根瓦一体型太陽光発電とは、屋根材にソーラーパネルが組み込まれていて外観の的にもとてもスマート印象を演出することができます。
後付けでも屋根瓦一体型太陽光発電の設置は可能ですが、屋根ごと取り換えることになりかなり大掛かりな工事になるため、費用対効果は大きく悪化します。
ただ、現在の屋根瓦一体型太陽光発電は屋根据え置き型太陽光発電と比較すると性能面で大きく劣ります。
太陽光発電に売電収入や節電効果を考えている方には、屋根瓦一体型太陽光発電はおすすめしません。
デメリット
固定資産税が上がる
課税標準額×税率(標準税率1.4%)
新築時に太陽光発電を一緒に設置すると固定資産税が上がるのはデメリットと言ってよいでしょう。
固定資産税とは、土地や家屋、マンションなどの償却資産を所有している人に課せられる税金になります。
固定資産税の計算方法は上記になります。
太陽光発電を新築時に設置してしまうと、建物の価格と同一に見なされてしまうため固定資産税が上がることになります。
ちなみに、後付けで太陽光発電を設置した場合には新たな固定資産税は発生しません。
(ただし10kW以上の産業用太陽光発電については課税があります)
大体の計算になりますが、120万円程度の太陽光発電のシステムを新築時に設置したら固定資産税は年間で8,400円程度高くなります。
固定資産税の詳しい計算方法は別ページにまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
太陽光発電メーカーの比較ができない
ハウスメーカーで扱っている太陽光発電のメーカーは多くても3~4種類になります。
しかし、太陽光発電のメーカーは国内メーカーだけでも10以上あり、これに海外メーカーも含めれば20以上になります。
太陽光発電の寿命は30年程度と言われていますが、建物にとって最適なメーカーを設置しなかった際の機会損失の額が大きな額になることが予想されます。
特に日照時間に大きく発電パフォーマンスが影響される太陽光発電では、地域による特性を見極めてのメーカー選定が大切になります。
当サイトでは国内メーカー、海外メーカー合わせて20のメーカーの性能や特徴を比較していますので、現在の建物環境と照らし合わせてメーカーを選ぶようにしてください。
担当者が太陽光発電のプロではない
ハウスメーカーの担当者は住宅のプロであっても太陽光発電に関しての知識に疎い可能性があり、最適な提案をしてくれない可能性があります。
というのも、住宅メーカーにとっての太陽光発電はいわゆるオプション的な位置づけで、担当者からしたら設置してもしなくても成績には反映されません。
試しにソーラーパネルが屋根にどのように設置されるのか聞いて見るとよいでしょう。
ソーラーパネルの代表的な設置方法だけでも以下の7つがあります。
- 垂木固定方式(アンカー工法)
- 横ラックレス方式
- キャッチ工法
- 支持瓦工法
- 支持金具工法
- ステップバー方式
- 重石工法
ちなみに最もよく使われるのは垂木固定方式になります。
屋根に穴を開けることに抵抗があるのであれば、最新の施工方法としてシンプル・レイ工法という方法もあります。
ハウスメーカーで太陽光発電を設置するとなったら、このように数多くある施工方法から希望に沿ったやり方でソーラーパネルを取り付けるという選択肢はありません。
後付けの太陽光発電では建物の保証が切れる可能性があるので注意が必要
私個人的には太陽光発電はハウスメーカーで設置するよりも太陽光発電専門の業者で設置したほうがメリットが大きいと考えています。
ただ、ハウスメーカーで家を建てた際には家の保証が設定されていますが、この保証が後付けの太陽光発電によって失効してしまうところもあるので注意が必要です。
水害、地震、土砂崩れなどの災害および火災、爆発などの外来事故や当社が関与しない増改築および補修に起因するなど当社保証内容に満たない場合は適用除外となります。
ダイワハウス
ダイワハウスの保証内容ですが、『当社が関与しない増改築および補修』が太陽光発電の設置になります。
ただ全てのハウスメーカーで後付けの太陽光発電で保証が失効されるわけではありません。
ハウスメーカーによっては、保証と太陽光設置に起因する損害補償を分ける所や、指定された施工方法であれば保証が継続されるケースなど様々です。
保証に関してはかなりデリケートな部分になりますので、勢いで決めずに必ずハウスメーカーの担当者に確認するようにしましょう。
まとめ
ハウスメーカーで新築した時には後付けによる太陽光発電のほうがメリットが大きいことがお分かりになっていただけたかと思います。
ただ一点、保証の継続に関しては各ハウスメーカーによって取り決めが様々ですので、後付けで太陽光発電を検討されるのであれば、あらかじめ保証が継続されるハウスメーカーで家を建てるなどすることをおすすめします。
また、ハウスメーカーで太陽光発電を設置するにしても一度太陽光発電専門の業者の話しを聞いてからでも遅くはありません。
今はインターネットから手軽に見積書を取り寄せることもできるので、ハウスメーカーが提示する太陽光発電と相違があった際には値引き交渉の材料として使う事もできます。
ハウスメーカーで新築時、後付け共に今後太陽光発電の設置を検討しているのであれば、インターネットからの一括見積りを利用することをおすすめします。
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