太陽光発電はもう遅いと思ってるあなたへヘッダー

2014年時点での注文住宅における太陽光発電設置の状況が4割を超え、日本全体で言えば太陽光発電の普及率は6.6%と上昇しています。

いよいよ日本にも太陽光発電が日常的な必須アイテムになりつつありますね。

しかしその反面、年々下がる売電価格、補助金の動向を見て太陽光発電を設置したかったけどもう遅いと感じている方もいらっしゃるかと思います。

太陽光発電の設置タイミングについては私が営業マンをしていた頃(2011年〜2013年)からよく聞いていた質問ですので、永遠の疑問とも言えますね。

最初に結論から言いますが、太陽光発電の設置タイミングは太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することをおすすめしています。

よって2019年時点でも太陽光発電はオワコンではありません

詳しく説明していきますね。

 2019年における太陽光発電の価格相場をメーカーごとにまとめましたのでご覧下さい。

⇒ 【2019年】太陽光発電の価格相場と推移

太陽光発電の価格は年々下がっている

太陽光発電の価格推移グラフ(資源エネルギー庁)
画像参照元:http://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/027_s01_00.pdf | 資源エネルギー庁

まず太陽光発電システムの価格ですが、これにおいては年々下がっていて、一昔前のお金持ちの贅沢品ではなく、私たち一般市民のための家計を助ける実用品となりつつあります。

※太陽光発電はパネルだけで作用するわけでなく、パネル、パワーコンディショナー、接続箱、配線、売電メーター、それら一式を総称して太陽光発電システムと呼んでいます。

1kWあたりの太陽光発電システムを設置する時の価格は、2011年では61.3万円でしたが、2013年では54万円となり、2019年では30万円程度まで下落しています。

この太陽光発電システムの価格が下がっている事だけを見たら太陽光発電を設置するタイミングって一昔前より現在のほうが適しているように感じます。

しかし、冒頭でもあるように太陽光発電を設置するタイミングで大切なのは、太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することです。

売電価格も年々下がっている

太陽光発電売電価格推移グラフ
では次に売電価格ですが、残念ながらこちらも年々下がっています。

売電価格とは、太陽光発電で作った電気を管轄電力会社に買い取ってもらう価格のことですが、2011年の42円から2019年では24円(出力制御対応機器設置義務あり地区は26円)と大幅に下がり、今後もさらに下がることが決定しています。

太陽光発電を設置する理由として、家計の電気代を少なくすることと、売電によって振り込まれる売電収入があるわけですが、その内の売電収入が少なくってしまうわけですから、これから太陽光発電を設置しようとしている方にとって太陽光発電の設置タイミングを逃してしまったと感じてしまっても不思議はありません。

そして、ここだけ見て太陽光発電はもうオワコンだと言っている方が多いんですよね。

しかし、繰り返しになりますが大切なのは、太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することです。

ではいよいよ太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットをシミュレーションしてみましょう。

システム価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットのシミュレーション

《例》

  • メーカー・・・パナソニック5.88kw
  • 型番・・・HIT 244a
  • 価格・・・1,764,000円(1kWあたり300,000円:施工費込)
  • 売電価格・・・28円(1kWあたり)
  • お住まい・・・東京都豊島区在住
  • 屋根の方角・・・南向き
  • 屋根の形・・・切り妻
  • 補助金・・・なし
  • 売電価格・・・33円
  • 月々の電気使用量・・・15,000円(394kw)
  • オール電化住宅・・・おトクなナイト10

太陽光発電で作った電気を全て売電に回した時に一ヶ月あたりの口座に振り込まれる金額

5,511kw×28円÷12ヶ月=12,859円

太陽光発電で作った電気を全て買電に回した時に一ヶ月あたりの口座に振り込まれる金額

5,511kw−(394kwh×12ヶ月)=783kw
783kw÷12ヶ月×28円=1,827円

ざっと計算しましたが、太陽光発電は昼間に発電するわけですから昼間に家にいてガンガン電気を使っているお宅であれば全ての電気を使うことも考えられますが、一般的な家庭であれば家にいるのはおじいちゃんやおばあちゃん、または奥さんだけが家にいるということで太陽光発電で発電している量の3割程度の使用量で7割ほどは電力会社に売っている家庭となります。

7割というと上記の計算でいうと、12,859円の7割ということで9,001円になります。

ローン返済シミュレーション

1,764,000円にソーラーローン(15年ローン、固定金利2.6%)で返済するとします。

すると月々のお支払いは11,885円(総額2,139,335円)

※年間発電量5,511kw(パナソニックカタログ数値)で計算しています。
※返済シミュレーションでは設備の費用を177万円で算出しています。

総合的に考えると、月々の支払いが11,885円で毎月の売電金額が9,001円になり、差し引き2,884円ということになります。

上記のシミュレーションはあくまでの簡易的なもので、一軒一軒電気の使い方や屋根の形、周辺環境などが違いますから一概には言えませんので、あくまでも目安に使ってください。

2019年以降の太陽光発電設置ポイント

2019年以降の設置ポイントは以下の4点です。

  • 1kWあたりの価格
  • 売電価格
  • 消費税
  • 自宅屋根に適したパネル

2019年以降はシステムの価格が1kWあたり30万円程度に下落する流れではありますが、同時に売電価格も24円となります。(出力制御対応機器設置義務あり地区は26円)

FIT(固定価格買取制度)が施行された2009年と比較すると、システムの価格も売電価格もちょうど半分程度となっていますね。

そして、経済産業省の『太陽光発電競争力強化研究会』の報告によれば最終的には1kW20万、売電価格は電力市場価格並み(11円程度が濃厚)になる見通しです。

また、太陽光発電のような高額商品の購入を検討する際には2019年10月から予定されている消費税の増税(10%)も頭に入れておいたほうがよいでしょう。

また、年々各メーカーとも性能がよく小型なパネルの発売も行われていますので以前にシミュレーションしてもらってメリットを感じられなかったお宅もメリットが出るようにもなっています。

結論!太陽光発電の設置検討はオワコンではない!

太陽光発電を設置する方が何をメリットと考えるかは人それぞれですが、経済的な面から言うと毎月3,000円程度の持ち出しで太陽光発電が設置できて、将来的に電気代を大幅に減らすことにメリットを感じるのであれば太陽光発電を前向きに検討されてもよいかと思います。

なんにしても一軒一軒電気の使い方や屋根の形、周辺環境が違うので一度信頼のおける販売店で収支のシミュレーションをしてもらうことをおすすめします。

どこの販売店もシミュレーションは無料で行ってくれます。

システム価格の下落とパネルの性能の向上によりメリットの出方は数年前よりも大きくなっていますので、設置検討をするのは、自分の家のメリットを確認してからでも遅くはないでしょう。

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