2021年の売電価格は19円

2021年(令和3年)1月22日に経済産業省にて調達価格等算定委員会が行われ委員長案が示されました。

10kW未満 10kW~50kW未満 50kW以上
2021年 19円 12円 11円
売電期間 10年 20年 20年

令和3年度以降の調達価格等に関する意見(案)

2020年と比較すると2円の下げ(産業用は1円の下げ)

【2021年】売電価格の推移グラフ
2021年の売電価格は19円で、2020年の売電価格と比較すると2円下がることになります

10kW以上の産業用システムは2020年の13円から1円下落の12円となりました。(50kW以上は11円)

なお、経済産業省のエネルギー白書によると、住宅用のシステムに関しては2020年以降には電力市場価格並みにまで下落させていく方針を取っています。

・非住宅用太陽光:2020年に発電コスト14円/kWh、
2030年に発電コスト7円/kWh
・住宅用太陽光:2019年に調達価格が家庭用電気料金並み、
2020年以降、早期に売電価格が電力市場価格並み
平成28年度エネルギー白書 | 経済産業省

電力市場価格(スポット価格)とは、JPEX(日本卸電力取引所)で取引される電気の価格のことで、ブラインド・シングルプライスオークションによる入札によって価格が決まります。

ちなみに2020年1月~3月の平均スポット価格は6.8円/kWhでした。

2020年以降の売電価格はこの電力市場価格を目標に下落していくことが予想できます

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売電シミュレーション

パナソニック都道府県別発電シミュレーション

《条件》
メーカー:パナソニック
システム数:4.94kW(P247αPlus×20枚)
年間発電量(東京都):5,638kWhです(パナソニックカタログ参照)
地域:東京電力管内

5,638kWh×0.7=3,946kWh(実際に売電する電力)
3,946kWh×19円=74,974円(年間売電額)

今回はパナソニックの年間発電量5,638kWhを自家消費3割、発電量7割として計算しました。

年間の売電額としては74,974円という結果になりました。

もちろん自家消費分を削減して売電に回す努力をすることで売電額は向上していきます。

 最新の各メーカーの価格相場やパネルの性能、特徴などを比較しました。
頑張ってまとめましたのでよろしかったら、そちらのページもご覧下さい。

売電よりも自家消費がお得になる

売電価格が19円になることで、太陽光発電で作った電気を売電に回すよりも自家消費に回すメリットがより大きくなってきました

例えば、東京電力の従量電灯Bプランの電気料金は以下になります。

単位 料金(税込)
電力量料金 最初の120kWhまで(第1段階料金) 1kWh 19円52銭
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 1kWh 26円00銭
上記超過(第3段階料金) 1kWh 30円02銭

従量電灯Bプランでは電気を使えば使うほど割高な電気料金が請求される仕組みなっていますが、120kWhをこえ300kWhまでの料金26円よりも2021年の売電価格19円が低いことになるので、発電分を自家消費に回すことで割安な電気を使えることを意味します。

ちなみに東京電力管内のオール電化住宅の方であれば、すでに夜間にお得な電気プランである夜トクプランにされているかもしれませんが、夜トクプランではさらに発電分の自家消費メリットは大きくなります。

プラン 夜間電気料金 昼間電気料金 各時間帯
夜トク8 20.78円 32.14円 昼:7時~23時
夜:23時~7時
夜トク12 22.55円 33.76円 昼:9時~21時
夜:21時~9時

蓄電池の導入もおすすめ

私が太陽光発電の営業マンをしていた2011年頃は蓄電池自体の価格が高く、売電価格も高かった為蓄電池の導入はおすすめしていませんでした。

しかし、売電価格の下落とともに蓄電池の価格も落ち着いてきたため、メリットが出るお宅も増えてきました。

そして、前述したようにこれからのトレンドは売電よりも自家消費のほうがメリットが大きくなっていきますので、蓄電池の導入でさらに太陽光発電のメリットを最大化することができます。

特に日中、家に在宅する人数が少ない世帯はより蓄電池設置によるメリットを受けることができます。

2017年には蓄電池元年とも呼ばれ、各メーカーとも新モデルの発売による価格競争も始まっています。

これからは太陽光発電のみの設置よりも蓄電池も一緒に検討していくことが大切です。

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2021年における太陽光発電設置のポイント

売電価格の下落を受けて2021年の太陽光発電の設置に関してのポイントは以下の3点になります。

  • 太陽光発電システム(1kWあたり)の価格
  • 太陽光パネルの性能アップ
  • 蓄電池の導入

1kWあたりの価格は安価傾向にあるので、2021年でその流れがどの程度影響があるのかはとても大切です。

そして、太陽電池の進化とともにパネルはより小さく、より発電効率は向上しています。

パネルの性能アップは今まで屋根の小さくて十分なメリットを感じられなかったお宅にもプラス材料となります。

これからは蓄電池によるメリットが大きくなっていきますが、蓄電池に関しては後付けでも十分にメリットがでる設備になるのでシミュレーションしてもらってメリットが十分に感じられないようでしたら設置を見送ってもよいでしょう。

設置検討の前にまずは、最新価格でのシミュレーションをおすすめします。

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