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【シミュレーションあり】太陽光発電の売電期間が10年で終了したら

10年経過しても売電は継続される?

住宅用太陽光発電システムの場合、契約した時点から10年間固定価格で余剰電力を買い取ってくれます。
※10kW以上の産業用太陽光発電の場合には20年間固定価格で発電した電気はすべて買い取ってくれる全量買い取りです。

このように一定期間、固定価格で買い取ってくれる制度を固定買い取り制度と言います。

今年(2018年)に太陽光発電を設置したら2027年まで1kWあたり26円の価格で買い取ってくれます(出力制御対応機器設置義務有り地域は28円)。

ではこの固定価格買い取り期間の10年が経過したら売電の制度はどうなってしまうのか?

現在、10年後の売電の有無についての取り決めはなく、推測でしかお答えできないというのが現状ですが、売電価格は下がりますが10年経過後も余剰電力を買い取ってくれるという説が各太陽光発電販売業者の予測です。

これは単なる推測ではなく、平成28年に行われた調達価格及び調達期間に関する意見で経済産業省の公式記録として住宅用太陽光発電の売電価格についての着地点が記録されています。

将来の具体的な卸電力取引市場価格を予想することは困難であるが、平成27年通年の昼間平均スポット価格は 11.95 円/kWh、直近の特定規模電気事業者の回避可能費用は、10.72 円/kWh であることから、買取期間終了後の売電の便益として、現時点においては 11 円/kWh 程度を想定することとした。

参照:平成28年2 月22日(月)調達価格等算定委員会 | 経済産業省

しかし、これについては本当に予測の範囲になりますので、国の制度や情勢が変わってくると、最悪の場合には売電は行わないとされてしまうことも考えられます。

私個人の推測では、再生可能エネルギーと言われている風力発電や火力発電の中でも、これからもっと太陽光発電が主力になってくると考えているので、そうした中、売電価格が一気にゼロになることは考えにくいかなと考えています。

私の推測も各太陽光発電業者の方と一緒で、買い取り価格は下がるけど10年経過後も買い取りは継続されるのではと思っています。

もしも買取制度が10年で廃止されてしまったら?

最悪の場合、10年で太陽光発電の買取制度が終わってしまうかもしれません。

太陽光発電が住宅に対する投資でるなら、常に最悪のケースを想定して購入を検討する必要があると私は考えています。

もしも10年後に買い取り制度が廃止されてしまっても、太陽光発電は地球にも経済的にもプラスの働きをしてくれます

地球環境の面から言えば、太陽光発電を作り出されるのに排出されるエネルギー(二酸化炭素)とシステムの発電分とはだいたい2〜3年(モジュールの材質による)で等しくなるとなると言われています。
※太陽光発電システムを作る際のエネルギーとシステムの発電分が等しくなる事をエネルギーペイバックタイム(Energy Payback Time 以下、EPT)と言います。

3年以上太陽光発電が稼働すれば地球環境にはエコな商品であると言えます。

経済的な観点から言うと、システムの費用はいつ回収できるのかという事になります。

一般的な太陽光発電の収支をシミュレーションしてみます。

メーカー:シャープ
設置容量:5.4kW
価格:1,782,000円(税込み1,924,560円)(1kW33万円で計算)
設置場所:静岡県
年間発電量:6,889kWh
年間発電メリット196,000円(自家消費4割、売電6割で計算)

1,924,560円÷196,000円=9.8

約10年で設備の費用を回収する計算になります。

だから10年で、もしも買取制度が廃止されたとしても、設備の費用は回収済で、しかも10年目以降は自家消費分として太陽光発電で作った電気を使うことができることになります。

なお、太陽光発電の寿命は30年程度とされていますので、買い取り制度が終了したとしても20年程度は太陽光発電による節電メリットを受け続けることができるわけです。

蓄電池の導入も視野に入れる

太陽光発電と相性の良い設備として蓄電池があります。

蓄電池とは、太陽光発電で発電した電気を貯めて、夜間や雨の日などで貯めておいた電気を使う事ができる省エネ設備です

私が太陽光発電の営業マンをしていた2011年頃は蓄電池の価格が高すぎて、お客様にもおすすめしていませんでしたが、最近になって価格も落ち着いてきたことや市区町村からの補助金もあって(国からの補助金は残念ながら廃止されています)メリットも受けられるようになってきました。

ただ、個人的には蓄電池の価格は高いと思っています。

それでも10年後の売電価格の影響によっては、蓄電池の導入も視野に入れるのは得策でしょう。

蓄電池を導入すれば夢の光熱費ゼロ住宅も目指せます。

太陽光発電と相性の良い蓄電池に関しては別ページでまとめていますので、そちらのページをご覧下さい。
⇒ 太陽光発電に合う蓄電池比較

太陽光発電の10年後まとめ

太陽光発電設置から10年で買取制度が廃止されるという最悪なケースを想定したとしても、太陽光発電は十分にメリットのある商品であると言えそうです

ちなみに2018年時点におけるメリット・デメリットに関しては別ページで詳しくご紹介していますので、そちらのページをご覧ください。
⇒ 【2018年】太陽光発電メリット・デメリットまとめ

ただ、これは太陽光発電を適正価格で購入すること、自家消費分を4割としていること、などの条件が整って言えることです。

バカ高い価格で太陽光発電を購入してしまったら回収まで時間がかかるのは当たり前ですし、太陽光発電で作った電気を自分の家でガンガン作っていても売電分が少なります。

しかし、逆に言えば太陽光発電を適正な価格で購入し、太陽光発電設置後も節電に励めれば設備の費用を回収するまでの期間は短くなるということです。

10年後も売電はなくならない節が有力ではありませんが、常に最悪なケースを想定して設置検討をすることをおすすめします。
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