太陽光発電とオール電化の相性が良い3つのワケ

太陽光発電によってオール電化のメリットが増える

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オール電化住宅とは、キッチン、給湯、冷暖房など、住まいで使用する全てのエネルギーを電気でまかなう住宅をいいます。

火を使わないので、高齢者でも安心して生活できる、お得な電力料金プランを利用して光熱費を削減できる、被災時に復旧が早いなどのメリットがあります。

太陽光発電を自宅に導入したら必ずしもオール電化にしなければいけないわけではありませんが、太陽光発電とオール電化の相性が良いことから、2015年度に家を建てた人がオール電化住宅を採用した割合は88.2%にも及んだとのデータもあります

太陽光発電に関して聞いてみると、下記のようなお言葉をいただくことがありました。

  • オール電化じゃないから太陽光発電を設置しても意味ないんじゃない?
  • 太陽光発電を設置したらオール電化にしなければいけないんじゃない?
  • ガスを使っている家に太陽光発電を設置して意味あるの?

結論から言ってしまうと、太陽光発電を設置したからと言ってオール電化にしなければいけないわけではありませんが、一緒にオール電化にしてしまったほうがメリットが大きい家がほとんどです

それは太陽光発電の導入によってオール電化住宅は将来的な光熱費ゼロを目指せるからという未来のメリットももちろんありますが、目先のメリットとしては、単純に毎月の光熱費が下がるお宅が多かったです。

なぜ光熱費が下がるかと言えば、オール電化にすることで給湯設備をガス給湯からエコキュートに切り替えるからです。

というのも、実は一般世帯の光熱費のおよそ3割は給湯によるエネルギーの消費によるものだからです。

 2019年における太陽光発電のメリット・デメリットをまとめました。
頑張ってまとめましたのでよろしかったら、そちらのページもご覧下さい。

⇒ 太陽光発電のメリット・デメリットまとめ

エコキュートは深夜の割安の電気でお湯が沸かせる

およそ3割もの割合になっている高いガス給湯代が、なぜエコキュートに切り替えることで安くなるのかと言えば、エコキュートでは深夜の割安な電気を使ってお湯を沸かすことができるからです。

エコキュートとは、空気の熱でお湯を沸かす電気給湯機ですが、電気だけでなく外の温度も利用するので省エネの効果もあります。

そして深夜のうちに温めたお湯を一日かけて使い、また深夜にお湯が自動で足されお湯が沸くという仕組みです。

エコキュートは簡単に言っちゃうと大きな魔法瓶みたいなものになりますが、当然ずっとエコキュート内のお湯は暖かいわけではなく温度は徐々に下がります。

この時には自動保温や追い炊き、足し湯などの機能を使ってお湯の温度を調整します。

例えば、東京電力のスマートライフプランでは午前1時から午前6時まで1kWhあたり17.46円で使用することができます。ただし、そのぶん日中の電気代が25.33円と高くなります。

その為、エコキュートは使い方を間違えれば(容量不足で昼間にお湯が足らなくなるなど)逆に高い電気代によってお湯を沸かすことになります。

お盆や正月などでいつもより人が増える時期にはお湯が足りなくなる恐れがありますね。

深夜の割安な電気を使って最も光熱費の割合の多い給湯費用を節約することが、オール電化の一番のメリットになります。

なお、太陽光発電を使って電気代を0円にするカラクリは別ページにて詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください

一か月のエコキュートの電気代を計算してみよう

では、エコキュートの一か月あたりの電気代とはどの程度になるのか計算してみましょう。

エコキュートの電気代の計算方法は、エコキュートの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金(円/kWh)で計算することができます。

《条件》

  • エコキュートの容量:370L
  • 一般的な4人家族
  • エコキュートの消費電力はカタログ数値の平均値1.225kW
  • 一般的な4人家族
  • エコキュートの稼働時間3時間

一日3時間稼働なので
1.225kW×3h=3.675kWh

一か月稼働とすると
3.675kWh×30日=110.25kWh

エコキュートの一か月あたりの電気代は
110.25kWh×17.46円(スマートライフプラン夜間電力)=1,924円

4人家族にお住いの方ならお分かりかと思いますが、一か月のガス代が2,000円を割ってくるなんてありませんよね?

ガス給湯からエコキュートに切り替えることでかなりのメリットが受けられることがお分かりになると思います。

エコキュートと他の高効率給湯設備の比較表

エコキュート
(自然冷却ヒートポンプ式電気給湯機)
エコジョーズ
(潜熱回収型ガス給湯器)
エコウィル
(家庭用ガスコージェネレーションシステム)
エネファーム
設備費 70万~80万円台
(タンク容量が300~370リットル、3~5人用の場合)
40万円台
(給湯能力24号の場合)
80万円台
(タンク容量約140リットル、給湯能力24号の場合)
250~300万円台
(給湯能力24号の場合)
給湯方式 貯湯式 瞬間式 貯湯式 貯式
CO2削減量(年間) 約650kgCO2 約240kgCO2 約870kgCO2 約1.5tCO2
性能 年間給湯効率(APF)3.0~3.5 給湯効率95% エネルギー利用率77% エネルギー利用率81%
耐用年数 10~15年 10~12年 約12年 10~12年
メンテナンス 不要 ほとんど不要 3年ごとの定期点検が必要 2年ごとの定期点検が必要
保証・点検 本体は設置後2年間
コンプレッサーは3年
タンクは5年間無料保証
設置後約2年間はメーカーが無料保証 設置後10年間は3年に1回無料点検&エンジンオイルを交換
(東京ガスの場合)
設置後10年間フルサポート

今はあえてオール電化にせずにエコジョーズやエコウィル、エネファームを設置するお宅もありますが、太陽光発電との相性で考えたらエコキュートが一番というのが私の意見です。

オール電化というと給湯はエコキュートになりますが、他の高効率給湯設備と比較して、やっぱりコストパフォーマンスが良いのが分かります

また、将来的には電気一本での生活になるので、電気を自宅屋根の太陽光発電で作って自家消費でまかなえるというのも魅力的です。

電気代が安くなったら太陽光発電で売電収入が受け取れる

住宅用太陽光発電は昼間に太陽光発電で作った電気をいったん自家消費として使って、余った電気を電力会社に売電する余剰買い取り制度となっています。

オール電化にすることで、ガス代がなくなり、自分の家で使う電気は自分の家で作ることができ、余ったら電気を買い取ってもらうことができる

これこそ太陽光発電とオール電化の相性が良いと言われるワケになります。

ガス給湯からエコキュートに切り替えて総合的な光熱費が下がり、かつ売電によって毎月口座にお金が振り込まれるというわけですね。

口元が緩みそうな話ですが、そう甘くはありませんよ(笑)

夜間電力が安くなる分、昼間の電気は高くなるのがオール電化のプランになりますので、日中にIHで煮物料理なんかしたり、エアコンを稼働させっぱなしにしたり、エコキュートのお湯を使いまくって追い炊きなんかしてたら、太陽光発電で作った電気を昼間の高い電気で自家消費することになり売電収入も目減りすることになります。

太陽光発電を設置したからと言ってガンガン使えるようになるわけではなく、設置してから節電に励むことで初めて太陽光発電のメリットを最大限に引き出すことができるんです!

私がお客様から聞いた話しでは、子供の長期休み期間は日中に建物内に人が増えるので電気代も上がったとおっしゃっていました。

緩みそうになった口元を引き締めて売電収入の向上のために節電に励みましょう!

省エネ家電を取り入れる

省エネラベル
太陽光発電で作った電気をできるだけたくさん売るためには、節電が必要なわけですが、家庭で使用する家電を省エネ家電に変更することで使用する電気を削減することができます。

省エネ家電の目安ですが、省エネラベルによってチェックするようにしましょう。

日本では2000年8月から省エネラベリング制度が導入されたことから、家電を中心に省エネ性能の向上を促すための目標規準を達成しているかどうかをラベルで表示されるようになりました。

対象となる電気機器は、エアコン、テレビ、DVDレコーダー、電気冷蔵庫、、炊飯器、電子レンジ、蛍光灯、電気便座、パソコン、磁気ディスク装置、ストーブ、ガス調理機器、ガス温水器、石油温水器などです。

省エネラベルでは、星の数で性能を確認します

省エネラベルに星の表示と年間の目安となる電気料金をプラスしたものが表示されています。

この星の数での表示は、エアコン、冷蔵庫、テレビ、電気便座、蛍光灯に添付されています。

省エネラベル記載の年間電気代目安計算式
1kWhあたりの電気料金単価22円×年間消費電力=年間電気代目安

なお、太陽光発電による電磁波が気になる方の為に、身の回りの電化製品と電磁波の量を比べた記事を作りましたので、興味のある方はそちらのページをご覧になってください。

電力自由化によるメリットも最大化する

太陽光発電とオール電化の相性が良い3つのワケ『電力自由化によるメリットが受けられる』
2016年4月より、我々消費者が電力会社を自由に選ぶことができる電力自由化がスタートしました。

これにより、今までの太陽光発電にオール電化のメリットを最大化することも可能になりました。

例えば、ソフトバンクグループの電力会社『SBパワー』では、太陽光発電を設置している建物は通常の売電価格よりも1kWあたり+1円高く買い取ってくれます
SBパワーの電力買取サービスの詳細はこちら

また、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーならおうち割のでんきセットが適用され、スマホ代金毎月100円割引、電力会社の従量電気料金が毎月1%オフという特典も付きます。

このように電力自由化で太陽光発電のメリットを最大化するように契約できれば、さらにオトクになります。

ただ、SBパワーでは他電力会社のような夜間の深夜電力を割安に使えるオール電化向けのプランは用意されていませんので注意が必要です。

SBパワーの他にも、エコスタイルなども太陽光発電で発電した電気を高く買い取ってくれるサービスを行っているので、検討してみるとよいでしょう。

なお、エコスタイルの口コミに関しては別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
⇒ エコスタイル(エコの輪)の口コミ【2019年最新版】

2019年以降はさらにオール電化によるメリットが大きくなる

2019年から住宅用の太陽光発電の買取価格は、今までの売電単価よりも2円低い24円(出力制御対応機器設置義務あり地区は26円)となることが決定しています。

これが何を意味するかと言うと、東京電力のスマートライフプランにしたとすると昼間の電気代は25.33円なわけですから、売電するよりも自家消費に回すことでも割安で電気を使用できることになります。

ちなみに売電単価は契約日より起算するので、2019年以前より太陽光発電を設置しているお宅は1kWあたり26円(出力制御対応機器設置義務あり地区は28円)で10年間の固定買取になります。

2019年以降には太陽光発電で作った割安な電気を使えることになりますので、オール電化によって電気料金プランを変えることでメリットはさらに大きくなるわけです。

太陽光発電とオール電化まとめ

オール電化だけでも光熱費の削減効果でメリットはありますが、太陽光発電を導入することでそのメリットは加速します。

しかし、電気の使い方を間違えるとそのメリットは半減してしまうことになります。

また、電力会社によっても深夜電力の価格や安くなる時間帯も変わってきますので、プランによってエコキュートの稼働時間を設定しましょう。

私は何世帯ものお客様のガスや電気の明細を拝見して太陽光発電とオール電化に切り替える提案させていただいてきました。

太陽光発電やIH、エコキュートなどの設備を導入してもお客様の負担は重くならずに快適な生活に切り替えられることに何人もの方が感動していました

もちろん全ての世帯でメリットが出るとは言い切れませんので、電気を使うライフスタイルや太陽光発電を設置した時にどれだけの電気が作れて、売れるのかを計算してもらってメリットが出るのであれば前向きに検討されることをおすすめします。

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