実際に太陽光発電を設置すると決めたら太陽光発電の業者と契約という流れになりますが、ここでは実際に契約から発電するまでの流れを順を追って簡単に説明します。
煩わしい作業などはないので安心してください。
各メーカーの見積もりを取る
まずは各メーカーから見積もりを取りましょう。
それは一軒一軒屋根の形と大きさが違うため、お隣で良いとされている太陽光発電があなたのお宅ではメリットがでないメーカーだったりする為です。
理想は5社ほどから見積もりをしてメーカーや業者を比較しましょう。
見積もりを取り寄せる際にはインターネットを使った一括見積もりサービスがおすすめです。
一括見積もりサービスを使えば一度に実績ある販売業者から見積もりをとることができますので、是非とも活用してください。
また近くの家電量販店に行って見積もりをもらってきてもよいでしょう。
大切なのは、最初から一つの業者に決めずに、複数の業者から見積もりをとって、価格やサービスを比較することです。
最初のこの段階で、後の発電メリットが大きく変わってきます。
太陽光発電の業者の説明を聞く
メーカー比較をして、よさそうなメーカーを絞ったら、そのメーカーを扱っている業者を探して実際に家に来てもらったリ、業者に足を運んだりして細かな太陽光発電に関してのお話を聞きます。
この時に、自宅でどれくらいの電気が作れて、現在のライフスタイルからどれくらい電気が売れて、システムの減価償却はどれくらいなのかなどの詳しいシミュレーションをしてもらいます。
当サイトでも私が実際にお客様に使用していたシミュレーションを紹介しています。是非参考にしてみてください。
※大抵の業者は3〜5メーカーほどを扱っているので、ここでも販売実績、施工実績のある業者を選ぶことが大切です。
※業者の中にはその場で契約をさせようとあの手この手を使ってくる所もありますので注意が必要です。
契約
メリットの確認、疑問点が解消されたら業者と契約を結びます。
通常、業者のほうで補助金の申請書類や電力会社へ提出する申請書類(売電について)も一緒に持ってきてくれます。
その為、契約では6〜7枚の用紙に記載、押印をしますので時間にして30分〜1時間を要します。
現地調査
業者と契約している施工会社、もしくは業者直結の施工会社があなたの家を訪れて本当に太陽光発煙を設置しても問題がない家かどうか、立面図と屋根の大きさに相違はないかなどを調べる為に、施工業者が実際に屋根に登って調査してくれます。
屋根が狭かったり、特殊な形をしているなどであれば、現地調査を先にしてもらってから説明を聞くという順序になるお宅もあります。
現地調査はだいたい30分程度で終わります。
工事
太陽光発電の工事はそんなに複雑なものではないので、大抵の場合1日~2日あれば工事は完了します。
なお、業者によっては太陽光発電の販売のみを扱っていて工事は別業者が担当することもあります。
できれば販売から工事、アフターフォローまで自社で一貫して行っている業者であることが望ましいです。
ちなみに太陽光発電の工事には各メーカーで発行されている施工IDの取得が必要になります。
※天候によっては(雨や強風)工事が途中で中断することもあります。
※足場は数日前から家に設置します。
連係
連係とは電気を売るために太陽光発電システムと電線を接続する事です。
太陽光発電を設置していないお宅は、各地域の電力会社から電気を買っています。
これは電力会社から各家庭に電気が流れていることを(この流れを潮流といいます)意味しますね。
太陽光発電を設置すると屋根で作って余った電気は電力会社に売る事ができるようになります。
これは家庭から電力会社へ電気が流れることを(この流れを逆潮流と言います)意味します。
太陽光発電と電線を接続する事で、電気の売り買いが正常に行う事が可能になります。
これを連係(正式には系統連係)と言います。
ちなみに、太陽光発電を設置しても連係をしなければ売電させることはできません。
連係は施工会社ではなく各電力会社が行うため、混雑状況によっては長くて一ヶ月も待たされる事があります。
せっかく太陽光発電を設置したのに使えないのは非常にもどかしいですが、こればかりはしょうがありません。
こうゆう自体にあわない為にも、できるだけ申し込みが混みあう年末や年度末を避けて余裕を持って申し込みましょう。
連係の申請や手続きは各業者が行ってくれますので、電力会社の方の立ち会いのみ行います。
作業自体は一日で終わりますからね。
ちなみに、連係前でも太陽光発電は発電していて、パワーコンディショナがジジジジという音がします。
故障ではあなく、屋根で作った電気が電力会社に売れずにパワーコンディショナ部分で消費されている音になります。
連係は各電力会社の立会いの下、「電力受給契約」を交わし、正常にシステムが作動しているか確認すす作業ですが住宅用太陽光発電システムの場合は費用はかかりません。
産業用(10kW以上の大規模なシステム)の場合には、送電線を増やしたり、配電線を整備したりする必要があり、その費用は設置者が支払うことになりますが、住宅用だとそこまで大規模なシステムではないので現在の設備で事足ります。
ちなみに50kW程度のシステムでは、連係費用が50万円程度というのが相場になります。
発電開始
だいたいの目安ですが、契約から1ヶ月ほどで実際に発電となります。
業者のほうで売電の申請書や、補助金の申請書の提出は代理でしてくれますので、特に煩わしい事もありません。
※申請書類の提出などをしてくれない業者もありますが、そんな所は明らかにサービスの質が悪いので業者の再検討が必要です。
施工業者にもよりますが、太陽光発電を購入(契約)してから2〜3週間で設置してくれます。
ただ年度末の時期は補助金の閉め切りとも重なるので、申し込みが殺到しますので電力会社はお大忙しとなります。
その為、電力会社が立ち会う連係が遅れる場合がありますので、設置検討は早めの方がよいでしょう。
設置工事期間は一日
太陽光発電の設置工事期間はだいたい一日程度です。
太陽光発電と聞くと大規模な工事を想像される方もいらっしゃるかと思いますが、太陽光発電の設置工事はおよそ一日程度で完了します。
当日施工する人数も3〜4人と言ったところです。
ただ、設置工事の前に家に足場を組みます。
この足場を組む作業自体も半日程度で完了しますが、施工業者の日程によって足場をかけてから一週間ほどして施工にとりかかる所もあります。
また、太陽電池モジュールの設置は屋根での工事になりますので、施工中に雨や風などが強くなってくると施工の中断をせざるを得なくなります。
そうなると施工が二日に渡ることもありますが、なにもない日であれば一日程度で完了します。
ちなみに太陽光発電を設置すると、近所でちょっとした話題になります。
派手にその日を迎えたい方は祝日や休日、粛々と行い方は平日に行う事をおすすめします。
ちなみに、パネルは一度設置したら不具合が生じない限り取外しは行いませんので、設置前に屋根の塗装を済ませておきましょう。
太陽光発電の設置までの流れまとめ
業者から相見積もりをとってから実際に発電するまでは、だいたい1~2ヵ月程度かかります。
業者の混み具合によって契約してから施工で待たされるケースや施工が終わっていても電力会社との連係で待たされるケースがあったりとさまざまあります。
特に年度末である2月~3月にかけては毎年駆け込み需要で設置者が多くなる傾向にありますので、実際に自宅で太陽光発電が発電までは時間がかかることがあります。
設置したい時期が決まっているのであれば、逆算して契約をすることが大切になってきます。
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