【太陽光発電】京セラとシャープ比較まとめ

京セラとシャープは比較されやすい

太陽光発電において京セラとシャープという実績のある日本を代表するメーカーということでよく比較されるメーカーでもあります。

また、京セラはSAMURAIやRooflex、シャープはBLACKSOLARと寄棟屋根に適した三角モジュールの充実と特徴も似ています。

昔の日本の家屋のように切妻屋根のだだっ広い屋根であればより発電量のあるパネルがあるメーカーを選べばよいと考え方もシンプルでしたが、現在の日本の住宅はどんどんオシャレになってきて、それにともなって屋根も複雑化してきています。

また、都心部などでは土地の価格も高いことから、敷地面積を抑えて縦に長い住宅も目につきますね。

このような時代背景も踏まえて、京セラとシャープは特に限られた屋根をお持ちの方にとってメリットの出やすいメーカーとなっています。

どちらのメーカーが良いというのは一概に決めることは出来ませんが、ご自宅の環境と照らし合わせて最適なメーカーを選ぶ一つの参考材料にしていただけたらと思います。

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最新相場価格で比較

まず京セラとシャープの最新相場で比較してみます。

最新相場は、2019年7月時点での大手インターネット業者4社の平均価格を元に算出しています。

京セラ290,000円>シャープ330,000円

※税別、1kWあたりの価格

太陽光発電において費用対効果という意味で価格はとても大切な指標になります。

1kWあたりの価格で言うと京セラのほうが安いです。

京セラの場合、この価格の中に設置後1年目のメンテナンス代も含まれますので、価格で比較すると京セラに軍配が上がると言ってよいでしょう

変換効率で比較

京セラとシャープの変換効率を比較してみます。

京セラ(KJ260P-MPTCG)17.8%<シャープ(NQ-256AF)19.6%

※両メーカーの中で一番変換効率に優れたパネルで比較しています。

変換効率で見ると、圧倒的にシャープに軍配が上がりますね

19.6%は他のメーカーと比較してもトップクラスの変換効率になります。

ちなみに変換効率とは、太陽の光を一定条件(「モジュール変換効率(%)」は[モジュール公称最大出力(W)×100]÷[モジュール面積(㎡)×放射照度(W/㎡)](放射照度=1,000W/㎡)で計算)で照射した時のエネルギー効率になります。

変換効率は太陽光発電のメーカー選びにおいて最も重視すべき指標になります。

保証内容で比較

メーカー出力保証機器保証定期点検延長保証自然災害補償
京セラ20年10年1年目(無料)、4年目(有料)、7年目(有料)機器保証を15年、自然災害補償を15年に延長することが可能(有料)10年
シャープ20年15年なし機器保証を15年に延長することが可能(有料)なし

保証面では圧倒的に京セラに軍配が上がりますね

太陽光発電のトラブルは大抵の場合、設置後の1年以内にあります。
そうことでいうと設置後、1年目に訪問点検があるのは一つの安心材料になりますね。

また標準で自然災害補償も付与されている点も京セラの魅力と言えるでしょう。

三角モジュールで比較

京セラはRooflex(ルーフレックス)、シャープはBLACKSOLAR(ブラックソーラー)と言われる三角形型の太陽光モジュールがあります。

現在の日本の屋根の主流は寄棟屋根になりますので、三角モジュールを効率的に使う事ができればより多くの発電量が得られることになります。

三角モジュールは寄棟屋根などのように限られた屋根をお持ちの方にはおすすめしてもよいパネルではありますが、その反面通常のパネルと比べると変換効率が低下するなどのデメリットもあります。

寄棟屋根だからと言って安易に三角モジュールはおすすめしませんが、それでも通常のパネルが3枚も置けない屋根スペースであればメリットを最大化させることができます。

RooflexとBLACKSOLARの性能を比較します。

RoofleX京セラ【RoofleX】BLACKSOLARシャープ【BLACKSOLAR】
公称最大出力93W101W
モジュール変換効率17.8%14.0%
外形寸法(mm)W882×L990×H36mmW1092×L990×H46mm
質量9.0kg10.0kg
希望小売価格63,240円62,600円

ほぼ同じような寸法ではありますが、Rooflexの変換効率がBLACKSOLARを圧倒していることが分かります。

Rooflexの変換効率17.8%は今までの三角モジュールの概念を覆すほど高性能と言ってよいでしょう。

寄棟屋根をお持ちの方でしたら、シャープよりも京セラに軍配が上がると言って良いでしょう

同程度のシステムで比較

京セラシャープ
システム容量4.16kW(KJ260P-MPTCG×16枚)4.2kW(NQ-210AD×20枚)
年間発電量4,812kwh4,858kwh
初期費用1,372,800円1,470,000円
年間発電メリット142,434円143,796円
初期費用回収年数9.6年10.2年
年間利回り10.3%9.8%

※年間発電量は、東京都の年間日射量1361kWh×システム容量×0.85(システム出力係数)で計算しています。

※初期費用は、2019年時点の平均相場価格で計算しています。
京セラ:1kWあたり330,000円
シャープ:1kWあたり350,000円

※年間発電メリットは、年間発電量を買電4割、売電6割に分け、それぞれ買電分を32円(東京電力夜トク8の日中電気料金)と売電分28円(2017年出力制御対応機器設置義務なし地域)でかけて計算しています。

※初期費用回収年数は、設備の費用÷年間発電メリットで計算しています。

※年間利回りは、年間発電メリット÷初期費用×100で計算しています。

京セラとシャープ比較まとめ

京セラとシャープは限られた屋根スペースを有効に使えるという点で、よく比較対象になりやすいですし、国内大手のメーカーということもあって毎年人気のメーカーでもあります。

シミュレーションの結果では、僅差ではありますが京セラのほうがコストパフォーマンスに優れているという結果になりました

また、京セラは設置後の点検にも定評があり、設置後1年目は無料で訪問点検が受けられるなど、単純な価格だけでなくサービスも素晴らしいです。

ただ、パネルの性能はシャープのほうが良いので10年以上の長期で太陽光発電を考えているのであれば、シャープのほうがより多くの電気を作ってくれるので経済的にはオトクになります。

屋根面積が入り組んでいて設置面積が本当に限られてしまうのであれば京セラのSAMURAIシリーズ、ある程度設置面積があるのであればシャープをおすすめします。

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