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太陽光発電を設置する前の屋根の塗装がおすすめ
太陽光発電を一度設置すると、それからなにか事故でもないかぎり(屋根が飛ばされるや隕石が降ってくるなど)20~30年は太陽光発電を屋根から取り除く事はしません。
太陽光パネルが設置してあるお宅の場合、屋根の塗装の方法は2つあります。
- 太陽光パネルをそのままで屋根のフチだけ塗装する
- 太陽光パネルを外して塗装してから再配置する
出来れば太陽光発電を設置する前に屋根の塗り替えを行い、パネルを設置したら屋根のフチだけを塗装することをおすすめしています。
通常の太陽光発電の施工の場合、太陽光パネルは屋根にビスで固定されています。
パネルの取り外しにはビスを抜いて、再度配置の際にはまた屋根にビスを打つことになり、屋根を気づ付けることになります。
太陽光発電のトラブルの中でも雨漏りが一番多いことを考えても、パネルの再配置はリスクがあると言ってよいでしょう。
太陽光パネルが設置してある場合の屋根塗装の費用
屋根塗装面積を求める5つの計算方法 | はじめての外壁塗装
屋根の塗装費用に関しては、塗装する面積や塗料によって費用が変わってきます。
だいたいの屋根塗装の相場で言えば、1㎡5千円~1万円と言ったところでしょう。
屋根は、建物の中でも過酷な環境にある箇所であることから、塗料の中でも一番耐久性の高いフッ素塗料がおすすめです。
フッ素塗料の相場は1㎡4,000程度になりますが、太陽光発電が設置してある屋根は屋根のフチだけの塗り替えで済みますのでだいたい3万円~5万円になります。
考え方を変えると太陽光発電を設置する事によって屋根のリフォーム代金を節約できることになりますね。
ちなみに太陽光パネルを取りずして屋根を塗り替える場合には、パネルの取り外し料金が別途かかり、保管料などを含めて20万円程度かかってきます。
屋根の劣化原因は『雨』『風』『紫外線』
屋根の劣化の大半の原因は『雨』『風』『紫外線』によるものです。
太陽光発電を設置すると、その原因から屋根を守ってくれるのでほとんど劣化しません。
なので太陽光発電の寿命は30年程度だと言われていますが、30年間屋根のメンテナンスは必要ないレベルです。
しかし、当然ですが太陽電池モジュールで隠れていない箇所は通常通り劣化していきますので、屋根のフチ部分だけ塗装会社にお願いすればよいでしょう。
屋根の塗装代金は塗った面積(平米数)によって費用がかかりますので、屋根のフチ部分の塗装代金はそんなにはかかりません。
屋根の塗装は10年に一度の頻度で行う事が望ましいとされていますので、築10年前後のお宅に太陽光発電を導入を検討されている方がいたら、屋根の塗装をしてから太陽光発電の導入に踏み切りましょう。
屋根の塗装に関しては、太陽光発電の施工会社では行ってくれませんが、このような相談はよくあることなので販売業者経由で一緒に屋根の塗装までしてもらえうような所にお願いすると手間がはぶけますね。
屋根の塗装会社と提携している業者も多いので、相談してみましょう。
屋根の洗浄方法
太陽光発電の寿命は30年(2015年現在)前後と言われていますので、少なくても30年ものあいだ屋根に取り付けられることになります。
屋根の汚れが原因で腐食しそこから雨漏りという事も十分に考えられることから、私は太陽光発電の前に屋根の洗浄をおすすめしていました。
屋根は長年の汚れがこびりついてしまってはいますが、高圧洗浄(高圧水をノズルから噴射した時の衝撃力を利用するのが洗浄方法)をかければ一日で綺麗になります。
価格は屋根の広さ次第になりますが、通常のお宅であれば2〜3万円の範囲で収まる程度の費用で済みます。
目安としては築年数が10年前後のお宅は太陽光発電の設置前に屋根の洗浄と塗装をおすすめします。
ちなみに、太陽光発電の洗浄にも高圧洗浄を使用します。
たまにご自分で屋根に上って洗っている方もいらっしゃいますが、安全面から見ておすすめしません。
また、高圧洗浄機を持っているからと言って言って屋根の洗浄に取り組もうとされる方もいらっしゃいますが、業者が使う高圧洗浄機はエンジン式の超高圧タイプの洗浄機になります。(一般的に販売されている洗浄機は電気式)
パネルの洗浄は任意になりますが、パネルの汚れが発電効率に影響してくることから洗浄を希望される方もいらっしゃいます。
この時も、ご自分で行わずできるだけ業者にお願いするようにしましょう。
太陽光パネルの洗浄の相場は5万円程度になっていますし、万が一配線などをいじってしまってシステムトラブルが起きてしまったら目もあてられません。
当然ですが、自分の不注意によって電気トラブルなどが起きてしまっても太陽光発電の保証は適用されません。
経費を節約したい気持ちはわかりますが、万が一の時のことも考えて、屋根の洗浄、太陽光パネルの洗浄を業者にお願いすることをおすすめします。
太陽光発電設置後の屋根塗装まとめ
親切な業者であれば太陽光発電を設置する前の屋根塗装に関しても指南してくれてアドバイスをもらえますが、通常の営業マンは太陽光発電の販売が目的になるので屋根の塗装に関してのアドバイスはもらえないかもしれません。
ただ、屋根の塗装に関してはそこまで敏感になることもなく、太陽光パネルを設置したらその部分はほとんど劣化しないわけなので、次回の屋根の塗り替え時期に合わせて業者にパネルの下も見てもらって劣化しているようであれば塗り替えるようにすればよいでしょう。
一般的な業者であれば、施工の前に現地調査を行い、屋根の状態や屋根にかかる影の存在などを屋根に上って確認する作業が行われます。
屋根が劣化していれば現地調査の段階で塗り替えの提案も出てくるでしょう。
屋根の塗り替えの周期はだいたい10年に一度程度が好ましいとされています。
築10年程度経過しているお宅であれば、屋根の塗り替えも含めて太陽光発電の設置の検討をすることをおすすめします。
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