
最近になって流行っているのが自分で太陽光発電を設置するDIY型(Do It Yourself)の太陽光発電です。
太陽光発電と聞くとまだまだ『価格が高い』というイメージがありますが、少しでも価格を削減しようと自分で太陽光発電を設置する人が増えています。
しかし、この自分で太陽光発電を設置するDIY型の太陽光発電はまだ一般的でないため、誤った認識が多いのが実際のところです。
自分で太陽光発電を設置する事で確かにメリットもありますが、当然デメリットや一般的な太陽光発電と違う性質があったり、そもそも一般の人では扱えないものもあります。
きちんとDIYによる太陽光発電の仕組みを理解して、取り組みましょう!
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DIYの太陽光発電は売電できない?
まず基礎的な事として、近所のお宅や学校などの屋根に乗っている太陽光発電(2.0kW以上のシステム)は太陽の光を電気に変換して自家消費にあてられ、その余ったぶんの電気が売電として管轄の電力会社に売られていきます。
これに対して、現在ちまたで流行っているDIYの太陽光発電というのは、とても小規模なもので20W〜300W程度のものになり、あくまでも携帯の充電に使うとか、パソコンやテレビに使うことになります。
現在一般的に出回っている屋根に設置する太陽光発電の簡単キットもありますが、電気系統の配線やパワーコンディショナ(太陽光発電で作られた電気を家で使えるようにする変換機)の設置など、素人には大変な作業になります。
確かに太陽光パネルを架台に設置するのは簡単というか単純な仕組みになっているので、大人であれば問題なく行なえますが、電気系統の配線は苦労すると考えましょう!
ちなみに私の知り合いで、自分で30kWほどの太陽光発電システムを設置した方がいますが、1年ほどかかっています。
DIYでの太陽光発電をお考えの方には小規模な太陽光発電をおすすめします!
DIY太陽光発電はとにかく安い!
DIY太陽光発電はとにかく価格が安いことが特徴です!
現在では太陽光発電のキットとしてさまざまな所で販売されていますが、当サイトでも紹介している東京都文京区にある株式会社Looop(ループ)のMY発電所キットの価格を紹介します。
《ループMY発電所キット価格例》
多結晶:275W
パネル枚数:192枚
パネル出力:52.8kW
7,000,000円(税別)
1kWあたり約13万円
自作で作る太陽光発電が破格なのが分かる価格ですね!
DIY太陽光発電の構成とそれぞれの役目
DIY型太陽光発電を構成しているものは主に4点です。
- 太陽光パネル
- チャージコントローラー
- インバーター
- バッテリー
①太陽光パネルで電気を作る
↓
②チャージコントローラーで電気を集めてインバーターに流します。
↓
③インバーターで家庭で使える電気に変換してバッテリーに流します。
↓
④バッテリーに電気を充電して家庭で電気を使います。
この小規模な太陽光発電システムを日当りの良いベランダなどに設置して充電を行なうというのがDIY型太陽光発電になります。
DIY型太陽光発電で何ができるの?
上記で説明したように小規模なDIY型の太陽光発電は小規模なものになりますが、その小規模な太陽光発電の電気で何ができるのかが大切ですよね。
あくまでも目安になりますが家電製品の消費電力をまとめましたので参考にしてください。
家電製品 |
消費電力(W) |
ドライヤー | 800-1200W |
冷蔵庫(常時) | 150-600W |
トースター(加熱時) | 1000W |
電子レンジ | 1300W |
電磁調理器(卓上) | 1200W |
自動食器洗い機 | 1300W |
炊飯器 | 300-700W |
炊飯器(IHタイプ) | 700-1300W |
ホットプレート | 1300W |
洗濯機 | 500W |
洗濯機(乾燥機能) | 800-1000W |
掃除機 | 1000W |
扇風機(ACモーター) | 50W |
あくまでも目安ですが、ドライヤーをDIY型太陽光発電で使うには、最大発電量200Wの太陽光パネル4枚に見合うインバーターやバッテリーが必要になると言う事ですね。
結論!DIY型は手間だけで良いことなし!
ドライヤーを稼動させるのに、4枚の太陽光パネルが必要になるわけですが、それをどこに置きましょうか?
ベランダに置いたら邪魔ですし、屋根に設置するならきちんと雨漏り対策もしっかりしなければいけない。
確かにDIYの太陽光発電もわずかながらの電気が作れますし、エコな商品であることに変わりはありませんが、それであるなら私は屋根や空き地に設置する一般的な太陽光発電をおすすめします!
煩わしい事もありませんし、なにより今は売電によるメリットが受けられるので消費するよりも売電にまわしたほうがメリットが大きいので節電意識の向上とそれによる売電収入のメリットの恩恵が受けられるというわけです。
価格も一昔のものと比べると性能も増していますし、それでいて価格は半額程度に下がっています!
今が買いでしょ!なんて安易な事は言いませんが、それでも見積もりからの発電シミュレーションをしてみてメリットがあるようであれば前向きに検討したほうがよいでしょう!
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