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太陽光発電は台風(強風)対策済みの施工を施しているので飛ばされる心配はない!
2022年9月大型の台風14号の影響で各地に被害が出ました。
太陽光発電は屋根に野ざらしになっている事から、台風による強風で飛ばされてしまうんじゃないかと心配になる方もいらっしゃるようです。
また、日本という国は台風が多いという特徴もあり強風には敏感になっているのかもしれません。
最初に結論から申し上げますと、台風による強風で家庭用太陽光発電が飛ばされる事はほぼないと言っていいです。
その理由は、各メーカーによって風速の基準などは変わりますが、太陽光発電の各メーカーはこのような台風を対策して品質だったり施工だったりを施しているからです。
例えば、パナソニックであれば風速毎秒60mに耐えられる品質、施工を施しています。
シャープであれば、風速毎秒63mの風圧試験を施しています。
またパナソニックやサンテックなどは台風によって万が一モジュール(パネル)が飛ばされるようだったら保証対象としています(パナソニックは別途有料申し込みが必要)。
※東芝は保証対象外です。
また、通常の場合太陽光発電は屋根の垂木と言われる骨組に設置されます。
ここに設置して飛ばされるという事は、それはもう屋根ごと飛ばされることが一番可能性が高いくらいです。
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台風で恐いのは飛来物
台風による災害で思い浮かぶのは、パネルが飛ばされてしまうんじゃないかという不安が多いかと思いますがしかし、本当に恐いのは台風による飛来物です。
飛来物による被害はは結構な確率で可能性があって、例えば工事現場のコンクリートが飛んできてパネルが損傷すると言った被害が実際にありました。
太陽光発電パネルが強風で飛ばされるよりも可能性は高いです!
しかし、台風による飛来物に気をつけましょう、と言った所で気をつけようがないのが実情です。
したがって、太陽光発電パネルが飛ばされるとか飛来物とかの心配をするよりも、補償などで万が一の対策を講じておくことのほうが大切です。
産業用太陽光発電パネルは台風で飛ばされる可能性がある
台風についての話をして、風災について心配になってしまった方もいらっしゃるかもしれませんが私のお客様でも太陽光発電パネルが飛ばされた人はいませんし、同業者でもそのような話しは聞いたことはありません。
ただ、2015年6月15日に群馬県伊勢崎市で産業用太陽光発電システム300kWの設備が突風によって吹き飛ばされる事故が発生しました。
当該システムは1,300枚の太陽電池モジュールの産業用システムになりますが、突風によって被害を受けたのは太陽光発電パネル700枚と架台になります。
施工方法などに問題はなかったとのことです。
産業用は更地に架台を設置して太陽光発電を取り付けますので、まだまだ突発的な強風に関しては防ぎきれていません。
なお台風や飛来物が心配という方は、強風による被害が補償に入っているメーカーを選ぶ事をおすすめします。
災害補償を付与しているメーカーは下記になりますので、太陽光発電メーカー選びの参考にしてください。
- Qセルズ
- アブリテック
- サンテック
- ソラキューブ
- パナソニック(有料)
- フジプレアム(有料)
- リクシル(有料)
- 三菱(有料)
- 京セラ
保守点検ガイドラインの拡充で突風などによる対策強化
突風などの被害を受けて、日本の太陽光発電の普及促進活動を行う太陽光発電協会では保守点検ガイドラインを設定したり、PV施工技術者制度において施工店の施工スキルの向上を図っています。
また、2017年4月1日より改正されたFIT法により50kW以上の産業用太陽光発電システムでは年に2回の点検が義務化されるなどさらに点検活動の強化を図っています。
ただ、自然災害の被害に関しては防ぎきれないものもあるので、太陽光発電においても保険や補償の考え方が大切になってきます。
PV施工技術者がいる業者を選ぶ
安全安心に太陽光発電の設置をしてくれる業者の目安としてPV施工技術者がいる施工店を選ぶのもおすすめです。
PV施工技術者とは、太陽光発電協会が実施する学科試験、実技試験をクリアした際に認定される資格のことです。
また、社内で施工に関してのスキルアップ講義などを定期的に行っている所も、安心ですね。
特に、無理に施工の工期を詰めている業者や販売と施工で会社が違うところ(施工に関しては外注)も注意が必要です。
参考:PV施工技術者のいるPV事業者 | Jcot PV施工技術者制度 PV施工技術者制度運営センター
風速毎秒60mってどの程度?
各メーカーの施工基準であは風速毎秒60mに耐えられる仕様になっていることが多いですが、風速毎秒60mとは程度の強風なのか言えば、車が吹っ飛ぶくらいの風の強さです。
日本では滅多にこの程度の強さの風は起こりません。
太陽熱温水器は台風(強風)で飛ばされる可能性がある
太陽光発電が流行る前に太陽熱温水器という、太陽の熱でお湯を沸かす装置が流行りました。
現在の太陽熱温水器は太陽光発電に近い外見をしていますが、一昔前のモデルではもっとゴッツイ外見をしていたものです。
画像を見てもらえば分かるように、昔の太陽熱温水器は施工もワイヤーで止めた簡易的なものでした。
この昔のタイプの太陽熱温水器が風によって吹き飛ばされる被害が多発したため、太陽熱温水器は飛ばされる。
太陽熱温水器=ソーラー=太陽光発電となって、現在の太陽光発電にまで強風の被害のイメージが受け継がれているというわけです。
また一時期流行した悪質な訪問販売業者が太陽熱温水器を扱っていた為『元がとれない』などの悪いイメージが未だに太陽光発電にもあります。
住宅用太陽光発電が台風で飛ばされない理由まとめ
太陽光発電はどうしても外に設置するので台風などによる自然災害が気になりますが、住宅用に関してはほとんど心配の必要なありません。
私のお客様でも台風でパネルが飛ばされた方はいらっしゃいませんし、同業他社様の例でも聞いたことがありません。
ただ、局面屋根(湾曲のある屋根)や陸屋根(平らな屋上屋根)に太陽光発電を設置した際には台風によってパネルが吹き飛ばされるリスクがあります。
また、屋根に設置するのではなくカーポートなどのちょっと低い場所に設置する際には、飛来物のリスクは高まりますのでその点は注意が必要です。
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