オール電化住宅で蓄電池を停電時に使う事を考えている方であれば、エコキュートやIHも使えるのかと疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
結論から言えば、蓄電池があれば停電時にもエコキュートやIHを使う事ができます。
ただ、全ての蓄電池でエコキュートやIHが使用可能なわけではありません。
停電時にもエコキュートやIHが使える蓄電池の条件と特徴を紹介します。
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単相3線式(200V)蓄電池であればエコキュートやIHも使えます
エコキュートやIHが使える蓄電池の条件として単相3線式であることが条件になります。
単相3線式とは、電線の引き込み線を3本にして一度に使える電気の量を増やした配電線になります。
エコキュートやIHは大量の電気を使うため、電圧が200Vに設定されていることが多くなりますので、蓄電池も単相3線式であれば稼働させることが可能となります。
ただIHの場合には卓上型は100Vで設定されていることがあります。
100Vの蓄電池に200V仕様のエコキュートやIHは使用することができません。
コンセントの誤接続は機器の焼損や火災を招きますので非常に危険です。
停電時にもエコキュートやIHを使いたい方は単相3線式の蓄電池を選ぶようにしましょう。
エコキュートやIHが使える蓄電池一覧
メーカー | 型番 | 蓄電容量 | 価格 |
ニチコン | ESS-H1L1 | 12kWh | 4,200,000円 |
伊藤忠商事 | SmartStarL | 9.8kWh | 2,850,000円 |
ネクストエナジー | NX3098-HNS/A | 9.8kWh | 3,078,000円 |
エコキュートやIHは電気を食う為大容量タイプの蓄電池がおすすめ
参照元:シャープ
最近のエコキュートやIHは熱効率が向上してはいますが依然として他の家電よりも多く電気を消費する為、蓄電池からの放電量も多くなります。
その為、他の家電への放電も考えると災害時を想定して蓄電池の導入を検討する際には蓄電容量の多い大容量タイプがおすすめです。
2018年9月に起きた北海道地震では約40時間もの間停電が発生したことを考えると、エコキュートやIHを使うためには6kW以上の蓄電容量は欲しい所です。
また蓄電池と連携しているパワーコンディショナの定格出力も3kVAの高出力タイプにしておくと、一度に使える電気の量も増えます。
今まで大容量タイプの蓄電池はサイズが大きく一般住宅には不向きでしたが、最近は各メーカーから小型軽量化モデルも次々に発売され、一般住宅を意識した仕様になっています。
エコキュートやIHを災害時にも使う事を意識されている方には6kW以上の大容量タイプの蓄電池をおすすめします。
全負荷型の蓄電池を導入すれば全ての家電を使う事ができる
単相3線式の蓄電池を導入すると共に検討していただきたいのは、全負荷型の蓄電池を導入することになります。
蓄電池の種類には全負荷型と特定負荷型に分けることができます。
全負荷型とは、家じゅうの全ての電気と蓄電池を連携させることによって全ての家電に蓄電池で貯めた電気を使う事ができる。
特定負荷型とは、あらかじめ選択した家電にしか蓄電池を連携させないので全ての家電で蓄電池で貯めた電気を使う事ができません。
停電時に蓄電池を使ってエコキュートやIHを使う事を考えると全負荷型のほうが便利になります。
ただ、やはり工事費は全負荷型のほうが多くかかってしまいます。
特定負荷型でエコキュートとIHを含めて連携させることもできます。
現在の蓄電池の主流は特定負荷型になりますので、非常時に使いたい電気やライフスタイルにもよって蓄電池を選ぶ必要があります。
ちなみに停電をしていない通常時では、『全負荷型』『特定負荷型』どちらであっても経済効果に変わりはありません。
蓄電池停電まとめ
停電時もエコキュートやIHを使いたい方は蓄電池の以下を確認しましょう。
- 単相3線式(200V)であること
- 定格出力6kW以上であること
- 全負荷型であること(できれば)
やはり上記の条件を満たす蓄電池は価格も高くなりがちではありますが、停電時にもエコキュートやIHを使うメリットはかなりの安心感に繋がると思います。
コストパフォーマンスも含めて、業者に単相3線式の蓄電池導入のシミュレーションしてもらうことをおすすめします。
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