蓄電池を家庭に導入する時のメリットと解消されたデメリット

2018年9月に起きた北海道大地震の影響や各メーカーから小型軽量化されたモデルの発売などの影響もあって家庭用蓄電池を導入するお宅が増えています。

昔から太陽光発電との相性が良いとされてきましたが、2019年に入って太陽光発電の売電単価の下落もあり、売電するよりも自家消費するほうがオトクになりました。

もちろん太陽光発電との相性は引き続きいいんですが、太陽光発電を設置していないお宅でも蓄電池メリットを享受できるようになりました。

また、2019年に入ってそれまでデメリットとされていたことも解消されてきました。

2019年時点における家庭用蓄電池のメリットと解消されたデメリットをまとめてご紹介していきます。

蓄電池のメリット

蓄電池を設置することで得られるメリットとして3点あります。

まだまだ蓄電池の本当のメリットを理解している人は少ない印象ですので、蓄電池のメリットを理解して最大限活用するようにしましょう。

非常用電源として使える

太陽光発電と停電に関するアンケート調査
参照元:太陽光発電と停電に関するアンケート調査

蓄電池の一番のメリットは停電の時に、非常用電源として電気が使えます。

2018年9月に発生した北海道地震では震度7弱の地震が発生し、約295万戸(ブラックアウト)が停電し最大で約40時間もの間電気が使えなくなりましたが、蓄電池を導入していたお宅では不具合なく電気を使用することができています。


最近では、単相3線式200V用の蓄電池も増えてきたので、IHクッキングヒーターやエアコンにも蓄電池で貯めた電気を使うことができるようになりました。

また、2018年10月に次世代エネルギー業界の発展のための調査研究を行っているタイナビ総研が行ったアンケートによると、実際に停電を経験した人は太陽光発電と蓄電池の両方をすすめたいが43.1%と一番多い割合となっています。

特に日本は地震が多い国でもありますから、災害などで停電が発生した時に、非常用電源として使えるのはとても大きなメリットといってよいでしょう。

安い電気を日中に使える(光熱費の削減効果)

ピークシフトイメージ図
蓄電池を導入すると、割安な夜間を貯めておくことができるので日中に割安な電気を使う事ができるというメリットもあります。

例えば、東京電力の夜トク8プランでは午後11時から午前7時までは1kWhあたり20.78円で電気を使えますが、午前7時から午後11時までは32.14円と割高になります。

蓄電池を導入することで夜間に20.78円の電気を貯めておけば、日中の32.14円の割高な電気を削減することができるわけです。

この考え方は電力会社にも優しくて、特に夏場などは昼間の電気量がグンと上がるので電力供給が追いつかなくなる可能性がありますが、蓄電池によって昼間の電力消費量を減らす事が出来れば電気の供給を安定させることができます。

このように電力を消費する時間帯をずらして、電力需要ピーク時における電力消費を抑えることをピークシフトと言います。

ピークシフトにより設置者は電気代を大幅に安くさせることができますし、電力会社の負担を減らす事にもつながるのでエコにも繋がります。

蓄電池は光熱費削減効果と共にエコという観点でもメリットはあります。

ダブル発電によるメリットも受けられる

住宅用 余剰買取 ダブル発電・余剰買取
出力制御
対応機器
設置義務なし
出力制御
対応機器
設置義務あり
出力制御
対応機器
設置義務なし
出力制御
対応機器
設置義務あり
売電価格 24円 26円 24円 26円
売電期間 10年 10年 10年 10年

蓄電池の大きな特徴の一つに太陽光発電との相性が良いことがあげられます。

蓄電池で夜間の安い電気を貯めて日中に使うので、日中に太陽光発電で作った電気はほぼすべて電力会社に売れることになります。

これによって、売伝収入の大幅なアップが期待できます。

このように蓄電池で放電しながら売電を同時に行っていくことをダブル発電と言います。

2019年からはダブル発電時の売電単価はシングル発電(太陽光発電のみのシステム)と変わらない単価となりました。

※2018年まではダブル発電時の売電単価は1円低い金額に設定されていましたので、ダブル発電よりもシングル発電のほうがメリットがありました。

蓄電池の導入で売電収入のアップも期待できるようになりました。

最近解消された蓄電池のデメリット

最近解消された蓄電池のデメリットは2点あります。

蓄電池は良いものだけどデメリットの部分で二の足を踏んでいた方も多かったと思いますので、これからの設置検討の参考にしていただけたらと思います。

低価格モデルが増えてきた

定置用蓄電池の目標価格の設定
参照元:定置用蓄電池の目標価格の設定

蓄電池と言うとどうしても高額な商品でとても良い商品ではあるけど導入できないという声も多数ありました。

ただ、最近になって蓄電池の価格が下落して各メーカーから低価格モデルが登場してきています。

2016年6月にはシャープからJH-WB1621(363,800円)が発売され、2019年1月にはニチコンからどんな太陽光発電とも連携可能なESS-U3S1(998,000円)から発売されました。

また全体的な蓄電池の価格相場で言っても、2003年頃には300万円程度でしたが2019年時点では150万円程度にまで下落しています。

今後は、家庭用蓄電池は1kWあたり9万円程度にまで下落することが目標にされています。

また各自体から補助金もありますので、さらにオトクに設置できることになります。

ちなみに、蓄電池の価格下落の流れが2016年頃から起こったことで216年派蓄電池元年などとも言われています。

小型軽量化モデルが登場して省スペースで設置できるようになった

蓄電池のサイズが大きいことも設置者からするとかなりのデメリットとなっていました。

しかし、最近では各メーカー小型軽量化モデルを次々に発売しています。

パナソニックからは、壁掛けタイプのパワーステーション(LJPB21)が発売され、従来モデルと比較すると体積比で3分の1も小型化されています。

京セラからは玄関脇に置ける蓄電池としてEGS-LM0320(外形寸法530×300×650mm)を発売しています。

また、最近では創蓄連携でパワーコンディショナも1台で太陽光発電と蓄電池を管理できるようになりました。

住宅用で考えた時に小型軽量化された蓄電池はかなりメリットがあるといえるでしょう。

まだ解消されていないデメリットは耐久性(寿命)

依然としてデメリットとして考えておかなければいけない問題としては蓄電池の寿命が短い点にあります。

現在、家庭用として普及しているリチウムイオン電池の寿命はだいたい10年~15年程度とされています。

太陽光発電の寿命(30年程度)と比較してもかなり短いことになります。

蓄電池の寿命はサイクル回数という指標で計算されていて、サイクル回数とは一度充電してから放電するまでを1回としてカウントしたもので蓄電池の寿命とされています。

各メーカーから発表されているサイクル回数は6,000回~12,000回となっています。

ただ、このサイクル回数の表記ですが初期蓄電池と比較して時の容量を維持できる回数になり、完全に使えなくということではありません。

約12,000回(従来機は約8,000回)の充放電を繰り返しても初期の約70%の容量を維持できます。
シャープ

10年~15年で蓄電容量はガクンと落ちてしまうのは現在の蓄電池のデメリットと言ってよいでしょう。

まとめ

家庭用蓄電池のメリット・デメリットを紹介してきましたが、2019年に入ってさらにデメリットの部分が解消されてきた感があります。

今後はさらなる価格の下落や小型軽量化モデルが登場してくることが予想されますので、太陽光発電を設置しているお宅はもちろん、太陽光発電を設置していないお宅も将来的な事を考えてメリットの算出を行う事をおすすめします。

なお蓄電池は高価な商品になりますので、きちんと販売店の比較は行うようにしましょう。

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