太陽光発電で4人家族が使う電気代をまかなうにはどれくらい必要?

太陽光発電で4人家族の電気代はまかなえる

ズバリ太陽光発電で4人家族の電気代はまかなえます

冒頭から『まかなえます』と言っておきながら申し訳ありませんが、もちろん家でバンバン電気を使えばいくら太陽光発電で電気を作ったとしても足りません。

また、4人家族で使用する電気をまかなうだけの太陽光発電が設置できないような狭い屋根や、突起物などが出ていて必要最低限のシステムが組めない場合などでも使用する電気をまかなえない場合はあります。

なので、実際にはきちんと家の屋根の立面図を見て、そのご家庭の電気使用のライフスタイルを聞かせてもらって初めて『可能です』と言えます。

しかし、私のお客様の中にも今回の一般家庭でと言われている4人家族(父親、母親、子供2人)で構成されているご家族が何組かいらっしゃいますが、シミュレーション通り太陽光発電で使用する電気をまかなえていらっしゃるお宅があります

4人家族の場合最低でも4kW〜5kW程度のシステムは欲しい

太陽光発電を設置する理由は人それぞれですが、太陽光発電の魅力の一つに光熱費ゼロ住宅が目指せるという事があります。

確かに太陽光発電は少量のシステムを設置してもメリットは受けられますが、どうせ設置されるならよりメリットの大きいシステムを選ぶべきですよね?

でも本当に発電するか不安だから、、、

その気持ちも分かります。

実際に私のお客様でも最初、少量のシステムを設置される方もいらっしゃいました。

しかし、そのお宅のほぼ100%はシステムの増設に踏み切られていました。

私が屋根一杯に太陽光発電の設置をすすめるワケ

家の前に大木があってシミュレーション通りに発電する不安だからとか、家の前に大きなマンションが建ちそうだから発電状況が悪化しそうなどの理由があれば別ですが、そのように特別に太陽光発電の設置にマイナスなお宅でなければ、私は屋根一面に太陽光発電を設置する事をおすすめしています。

太陽光発電が他の商品と決定的に違う点として、太陽光発電自体がお金を稼いでくれる点にあります。

大きな金額を支払って商品を買っても、太陽光発電自体がその商品代金を自分で稼いでくれるとしたら?

もちろん、これに関しては一概には言えません。

一概には言えませんが、だいたいのお宅でメリットの出る条件にあるのが現在の太陽光発電の現状です。

何kwとか具体的な数字は家の屋根の大きさや形が違いますし、家庭ごとにライフスタイルも違うので一概には言えませんが、目安としては4kW〜5kW程度のシステムは欲しい所です。

だいたい4kW〜5kW程度のシステムであれば家族4人くらいの電気代くらいは稼いでくれます。

しかし、これはあくまでも目安になりますので参考程度にしてください。

設置する枚数も大切ですが、本当に大切なのは発電メリット

現在の太陽光発電システムでは各メーカーが定める最低枚数を満たして設置出来る屋根(土地)があれば、よっぽど周辺環境が悪いお宅でなければ少量のシステムでもメリットは出ます。

ここでメリットとは、太陽光発電を設置する費用と太陽光発電で発電する電気代(自家消費分+売電)がそれほど大差ない状態になるということです。

本当に自分のお宅がこのようなお宅に該当していたとしたら太陽光発電を設置しない手はありませんよね?

なので、太陽光発電を設置する、しないに関わらず自分の家でどれだけの電気代が作られてシステムの価格はどれくらいで、費用対効果はどのくらいでなどの発電メリットを見ておくのが賢明です。

何kWの太陽光発電を設置したらいいのかというのは、シミュレーション結果を見てから決めたほうがいいでしょう。

条件

  • お住まい・・・東京都江東区在住
  • 屋根の方角・・・南向き
  • 屋根の形・・・切り妻
  • 補助金・・・20,000円(2020年度)
  • 売電価格・・・21円(2020年度)
  • 月々の電気使用量・・・15,000円(394kw)
  • オール電化住宅・・・おトクなナイト10
  • 父親は昼間仕事
  • 子供2人は小学4年生と6年生
  • 母親は専業主婦
  • 東芝6kWシステム(250Wモジュール(SPR-250NE-WHT-J)24枚)

電気代シミュレーション例

太陽光発電で作った電気を全て売電に回した時に一ヶ月あたりの口座に振り込まれる金額
6,939kw(※1)×21円÷12ヶ月=12,143円(理想値)

実際には昼間、母親一人が家にいる形になるので使用電力は月々の使用電力(10,000円)のうちの2割の2,000円程度になります。

12,143円−2,000円(母親の昼間の電気使用量)=10,143円(実際の売電収入)

このご家庭の一ヶ月の電気使用量が10,000円なので売電収入の10,143円でまかなえる事になります。

※1、東芝6kWシステムの年間発電量

もちろん、子供が夏休みの時期には昼間家にいる人間が増えたり、クーラーを使用することもあるかと思いますので、そうなると使用電力が膨らんだります。

上記のシミュレーションはあくまでも目安ですが、太陽光発電によって電気代がまかなえるお宅があるをイメージしていただければ幸いです。

太陽光発電で4人家族の電気代をまかなうポイント

夜トクプラン
東京電力夜トクプラン

自分の家で使った電気代を自分の家で作った電気でまかなうというのは、太陽光発電を設置するお宅の理想ですよね。

では、それを実現するポイントはというと、夜間電力の有効活用です!

例えば、東京電力の夜トク8プランでは、午後11時~午前7時の間は1kWあたり20.78円という割安な電気代で過ごすことができます(夜間の電気代が安い分昼間の電気代は32.14円と割高になってます)。

この電気代が安い時間に、電気を使うことをまとめておいて、夜間のうちに一気にやってしまうことです。

実際、私のお客様でも太陽光発電で電気代がまかなえていたお宅はこの夜間の割安な電気を有効に使ってらっしゃいました。

  • 洗濯機を朝の6時に設定して朝方に行う。
  • 食器洗濯機は11時が過ぎてから使う。
  • 昼間には電気の使用は極力控える。

やっぱり奥さんの力が大きいかと思いますが、夜間電力を上手く使うことが太陽光発電の電気で暮らすポイントです。

また、これはオール電化のお宅であれば設定済ですが、エコキュートで使うお湯を作るのはこの夜間の安い時間に設定されています。これもオール電化住宅と太陽光発電の相性が良い理由でもあります。

4人家族に最適な太陽光発電は?

東芝の特徴
4人家族には東芝太陽光発電がおすすめ


私の経験上、4人家族で一番電気を使う時期は、お子さん2人が中学生〜高校生の時(夏休み等の長期間の休み中)になります。

これは単純な話しなんですが、年齢が上がれば夜更かしをしたり、ドライヤーを使うようになったり、エアコンを使ったりするようになるためです。

そして、その時の電気代ってオール電化のお宅で2万円前後と言ったところでした。

この2万円を太陽光発電をまかなうとなると、実は結構大変なんです。;

家の屋根ってやっぱり限られているし、昔の家屋のようにバカデカイ切妻屋根とかって本当に少なくなりましたから。

ということで、2万円程度をまかなう太陽光発電ということで、パネル1枚あたりの発電量が大きくて、それでいて小さい東芝をおすすめしています

4人家族の電気代をまかなうのであれば東芝のパネルで6kW程度のシステムは欲しい所です。

ちょうど上記のシミュレーションがそのまま使える形になりますね。

東芝6kWシステムで作れる月間の電気代が19,082円でしたので、少し足りませんが電気使用量が2万円程度の4人家族のお宅にぴったりです。

東芝のモジュールは他メーカーに比べて小さいのに発電量、発電効率がトップクラスだということが特徴で一般家庭に使用するにはおすすめの太陽光発電になります。

是非ともご検討ください。

家庭内における一か月の電気代比率

家庭内における一か月の電気代比率
家庭内における一か月の電気代比率


一般的な4人家族の場合、電気代を占める割合で一番多いのはエアコンになります。

一か月の代のおよそ4分の1がエアコンによるものになります。

エアコンの使い方が一か月の電気代を左右するとも言えるわけですが、最近では省エネタイプのエアコンも出ていて10年前のエアコンと現在のエアコンを比較すると現在のエアコンでは約10%も節電性能がアップされています。

古いエアコンを使っているのであれば、エアコン自体を新しいものに買い替えるだけで電気代がぐっと安くなる可能性があります。

具体的には、人感センサーやフィルター自動洗浄機能搭載などの機能が付いているものが省エネ性能が高いです。

太陽光発電のメリットは電気代が削減される節電メリットと余った電気が電力会社に売れる売電メリットがあります。

もちろん太陽光発電を設置したら電気を作ってくれるので電気代は削減されますが、それ以上に家族の節電への意識が高まるとの声もお客様からよく聞きました。

太陽光発電を設置したらカラーモニタと言われる、リアルタイムの発電状況、売電状況が表示されるモニターが家の中に設置されます。

これによって例えば、曇りの日なんかは作っている電気と売っている電気がトントンな状況なども生まれ、そうなると人間の心理的に少しでも売電に励もうとコンセントを抜いたりなどの節電に励もうとします。

レシート節約なんかと良く似た心理状況ですね。
※レシート節約では使った金額を一日単位でまとめることによって節約の意識を高めるという節約方法です。

単純な太陽光発電のメリットの他に副産物的に家族の節電意識の向上も狙えるので奥さんには嬉しい限りではないでしょうか?。

一度、自分の家でどれだけの電気代が作れて、どれだけの電気代が売れるのかシミュレーションしてもらうことをおすすめします。

なお、太陽光発電とオール電化の相性については別ページでまとめましたので、そちらのページを参考にして下さい。

太陽光発電を使って電気代を0円にするカラクリとコツ

売電の仕組みイメージ図
売電の仕組みイメージ図

電気代0円というのはとても魅力的ですが、これには少し説明が必要です。

というのも、太陽光発電が発電するのは太陽が出ている昼間だけなので太陽が沈んだ夜間は今まで通り電気を買います。

太陽光発電で発電して余った余剰電力を電力会社に売れるわけですが、この売電分は夜間に使用した買電分と相殺されるわけではなく、使用した電気は使用した電気で請求があり、売った電気は売った電気として明細が届きます。

なので『太陽光発電を設置して電気代を0円にしましょう。』というのは、買った電気代から売った電気代を引いて0円にしましょうということになります。

太陽光発電にとって劣悪な環境(周りが大きな林に囲まれているお宅や屋根が極端に小さいお宅)でなければ、このような電気代0円住宅も夢ではありません。

実際に、私が担当していたお客様の中にも電気代0円を達成されているお宅が何件もありました。

まず原則的に、10kW未満の太陽光発電システムでは屋根で作った電気全てが電力会社に売れるわけではありません。

どの部分が売れるかといますと、屋根で作った電気を一旦自分の家の電気として使用し、そして余った電気だけが電力会社に売られていきます。(余剰電力買取制度)

なので、太陽光発電を設置したからと言ってなにか煩わしい作業が増えるわけではなく、機器が自動的に買う電気、売る電気と仕分けてくれるというわけです。

朝、太陽と同時に徐々に発電していき、14時頃をピークにそこから発電量が低下していき夏場は18時〜19時まで、冬場であれば17時〜18時まで発電します。

そして太陽光発電の一番の魅力は昼間に使い切れなかった電気が電力会社に売れるという事です。

私がしているシミュレーション例でも太陽光発電で作った電気の3割が昼間に使用している電気としていますが、昼間に使う電気を節約する事がたくさんの売電収入を得る方法となります。

電気代を0円にするポイントとしては、昼間の電気を節約して、なるべく多く売電に回すことにあります。

上記のグラフを見てみると夜から朝方にかけて電気を使用した場合は通常通り電力会社から電気を買う事になります。

だいたい18時〜19時で太陽は沈んでしまうと考えると、それ以降に電気を使わなければ買う電気はなくなりますが(厳密には待機電力も発生するのでゼロにするのは不可能です)、現実的ではありません。

なので私もこのサイトで『太陽光発電によって出来代0円を目指せる』と書いていますが、それは電力会社からの請求の額を0円にするということではなく、買った電気代と売った電気代を相殺して0円にすることを意味しています。

上記の発電イメージ図で一日の太陽光発電の発電の流れが分かっていただけたかと思います。

しかし、『本当に電気代が0円になりますよ〜』などと過剰なセールストークによって太陽光発電を販売する悪質な業者も残念ながら存在します。

もっとひどい悪徳業者になると『儲かりますよ〜』トークになりますので、本当に注意が必要です。

このような業者に騙されない為にも、実績のある信頼のおける業者にお願いする事が大切になります。

4人家族の電気代は一年を通してどれだけ節電できるかがポイント

すごく基本的な事ですが、太陽光発電は太陽光発電が出ている時に発電してくれて、太陽が沈んだら発電もストップします。

その為、日照時間が多い夏場(6〜8月)に一番多く発電し、冬場に(12〜2月)に発電量が少なくなります。

一年中同じように発電してくれるわけでなく、発電量にも波があるんですね。これに加えて、その家庭での電気の使い方にも波があります。

夫婦2人、小学生のお子さん2人の一般的な4人家族の場合であれば、お子さんが夏休みや冬休みに入れば当たり前ですが家に人がいる時間が増えます。夏場や冬場はエアコンを使う機会も増えるというわけです。

イコール電気の使用量が増え、太陽光発電で作った電気を売れる量も少なくなります。

そうやって考えた時に、一年を通して見てどれだけ節電出来るかがキーポイントになるわけです。

先月たくさん売れたから今月も同じように売れるわけではありません。今月プラスの収支でも来月マイナス収支になります。

そうゆう一年間の自分の家庭での電気の使い方を把握し、来年はエアコンの使い方を気をつけたり、オール電化のお宅であれば夜間電力の安い電気を使うように努力したりして、太陽光発電を上手く使えるようになれば、理想とする電気代0円も夢ではありません。

『節電』とか『節約』とか書くと、何かを我慢するような、ちょっとストレスを感じる方もいらっしゃかると思いますが、太陽光発電を設置しているお宅は割と楽しみながら節電に励んでいる家庭が多いように見受けられました。

リアルな発電量を確認できるカラーモニタを帰宅してからの楽しみにしている旦那さんも多かったです。

4人家族の太陽光発電まとめ

私は仕事柄、さまざまな家族の電気明細を見てきました。

そこで、同じような家族構成なのに電気代が全然違うことを知りました。

本当に電気代って千差万別で4人家族で1万円を切るようなお宅もあれば、3万円近く使っているお宅もありました。

その違いって、やっぱり夜間電力の有効活用と昼間の電気代の節電の意識の違いでした。

しかも、太陽光発電を設置して電気をまかなっているお宅は、その節電を楽しんでいるようでした。

太陽光発電を設置すると家の中にカラーモニタと言われる、リアルタイムの売電量、使用量が分かるモニターが設置されます。

カラーモニタのおかげで、曇りの日には太陽光発電で作っている電気と我が家で使用している電気代がトントンくらいになる時なんかが出てきます。

そうゆう時には、使っていないコンセントを抜いてみたり、テレビを消したりして少しでも売電に回そうとか、お子さんも一緒になって楽しんでいました。

4人家族であればそこまで切り詰めなくても太陽光発電で作った電気でまかなうことは可能です。

是非とも、楽しみながら挑戦してみてください。

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