太陽光発電が壊れたトラブルまとめ

太陽光発電が壊れた方の口コミ

知り合いで2人、パワコンが故障しました。
保証で無償修理できました。

ヤフー知恵袋

先ほど、雷により一瞬我が家全体が停電しました。
停電自体は一瞬だったので、問題なかったのですが、太陽光が発電していません。

パワーコンディショナーは正常に動作してそうなのですが、光がある程度あたっているにも関わらず、発電量はずっと0のままです。

停電時に何かが壊れたのでしょうか?

壊れたとしたら何が壊れたのか見当つきますでしょうか?

壊れていないのであれば、どんなことを試してみればよいですか?

詳しいかたのご意見をお願いします。

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太陽光パネルは石の塊だから壊れない?

太陽光発電は石の塊だから壊れない?

最近では太陽光発電というワードをよく耳にするようになりましたが、そもそも太陽光発電とはなんでしょうか?

太陽光発電とは、シリコンの結晶を何層にもしてできたパネルです。

ちなみに太陽光パネルのことは『モジュール』と言います。

太陽電池モジュールはシリコンの結晶で出来ているので、言ってしまえば石の塊(かたまり)なんです。

太陽光発電を扱っている家電量販店のイメージから電気製品のイメージがありますが、稼動する部分はありません。

そのシリコンの結晶を強化ガラスで覆っているのが太陽光パネルになります。

厳密には、強化ガラス/封止フィルム/セル/封止フィルム/バッカーフィルムとなっています。

この強化ガラスは、JIS(日本工業標準調査会)の規格で、重さ227g・直径38mmの鋼球を1mの高さから落下させても損傷がない規格のものを使っています。

従ってちょっとやそっとの雹なんかじゃびくともしません。

隕石なんかが降ってきたら話しは別ですが、、、

太陽電池に関しての故障はほぼないと言えますね。

故障に関して心配な方は各メーカーごとに決められている保証も比較検討のポイントにしましょうね。

太陽光発電不具合発生率

太陽光発電はシリコンの結晶で形成されている、言ってしまえば石の塊です。

なので、メンテナンスも頻繁に行う必要はありませんが、それでも高価な資材になりますので、定期的な点検は必要になります。

実は、NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net) の発表によれば太陽光発電の不具合の事例は設置者の実に43%もお宅で発生していました。

不具合が発生している代表的な箇所は下記になります。

  • モジュール交換14%
  • パワーコンディショナーの交換14%
  • パワーコンディショナーの修理6.6%
  • その他5.4%

その他では、鳥のフンに悩まされている、業者が倒産したなどがありました。

このように不具合の事例は多くあり、消費者の方が相談するのは業者になります。

販売だけでなく、設置後もきちんとメンテナンスをしてくれる実績のある業者を選ぶことが必要になりますね。

壊れないけど発電効率は落ちる

太陽光発電は雨、風、紫外線にさらされて四六時中、365日屋外にあります。

このような過酷な環境にありながら壊れはしませんが、強化ガラスの汚れやパワーコンディショナや配線などの劣化によって発電効率が落ちます

これを経年劣化(けいねんれっか)と言いますが、太陽光発電の発電効率は設置してから20年後には90%に低下し、30年後には80%に低下すると言われています。

この経年劣化のスピードもシリコンごとに違って、10年後にアモルファスシリコンが最も早く劣化し88%、単結晶が93%、多結晶では95%程度となっています。

太陽光発電は自然にあるかぎり壊れませんが、発電力は徐々に落ちるというのが真実です。

壊れる可能性が一番高いのはパワーコンディショナ

パワーコンディショナのメンテナンス
太陽光発電システムは太陽電池だけで作動しているわけではありません。

主に以下の5点で構成されています。

  • 太陽電池モジュール(パネル)
  • パワーコンディショナ
  • 接続箱
  • 電力量計
  • カラーモニタ

このうち、一番故障しやすいのはパワーコンディショナになります。

パワーコンディショナは太陽電池が太陽の光を電気(直流電流)に変えてくれたのを、家で使える電気(交流電流)に変換してくれる変換機ですが、電気の変換中には『ジジジジジ』と言った小さな音が発生します。

太陽光発電システムの中で唯一稼動する部分があるのがパワーコンディショナになることから、一番故障の可能性が高いとされています。

飛来物によるパネルの損傷

事例的にはあまり多くありませんが、風やカラスなどの悪さなどによってパネルに飛来物があたって損傷するケースもあります

最近では、屋根ではなくカーポートなどに太陽光発電を設置するお宅も増えていますが、屋根より低い位置に太陽光発電を設置することになるので、飛来物によるリスクは高くなります。

太陽光パネルは昼間の間太陽光に浴び続けていて夏場なんかは80度以上にもなっています。

そんな中、パネルが破損しますと、その破損した周辺だけさらに高熱になシステム全体の発電効率が落ちるという現象に発展してしまいます。

ちなみにこのパネルの破損による発熱のことをホットスポットと呼びます。

飛来物による損傷の場合、メーカー保証のみではカバーしてくれません。

メーカーか業者が自然災害補償に加入していれば飛来物による損傷は火災保険でまかなってくれます。

当サイトで紹介している20のメーカーのうち自然災害補償が付与されるメーカーは以下の9メーカーです。

メーカー名を選択するとそのメーカーの口コミや特徴をご覧になれます。

  • Qセルズ
  • アブリテック
  • サンテック
  • ソラキューブ
  • パナソニック(有料)
  • フジプレアム(有料)
  • リクシル(有料)
  • 三菱(有料)
  • 京セラ

太陽光発電システムは落雷対策済み

まず、太陽光発電システムを設置すると落雷しやすくなるかというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、断じてそんなことはありません!

太陽光発電システムを導入しているお宅、導入していないお宅ともに落雷する可能性は同程度のものとなります

一応、建築基準法で高さ20メートルを越える建物には避雷針を設置しなければいけないという穂率があり、日本では避雷針の設置義務があります。

周辺に高い建物があれば、自宅よりもそちらに落雷する可能性のほうが高いですね。

そして、近所に落雷してしまった時の影響ですが、落雷すれば数万ボルトの電流が発生しますが、現在の建物にはその電流を地中に逃がす構造になっていますので周辺地域に電流が分散されます。

その弱った電流が周辺地域に影響を及ぼします。

最も多いのが停電ですよね。ちょっと恐いので言えば、お風呂に入っていた時にちょっと肌がピリッとしたなどの現象もあるようです。

このように落雷によって少なからず影響があるわけですが、太陽光発電システムには太陽光発電システムの回路には避雷素子(サージアブソーバ)が施されていて、異常電圧を抑制してくれる仕組みになっています。

一応、3メートルほどのアースも新たに地中に新設し電流を地面に受け流す仕組みを施します。

太陽光発電が落雷によって受ける被害

しかし、残念ながら被害の可能性はあります。

一番影響が出やすいのはパワーコンディショナ(太陽電池で発生した電気を家で使える電気に変換する設備)になります

モジュール(パネル)はシリコンの結晶で出来ているため比較的被害は少ないですが、パワーコンディショナは完全な家電製品になります。

ちなみに雷によってパワーコンディショナが不調になってしまった場合は災害補償が付与されているメーカーであれば無償で直してもらえます。

雷保険というものもありますが、産業用(10kW以上の大規模なシステム)では万が一雷によって被害を受けてしまったら、その被害も膨大になってしまいますので万が一の対応として検討されてもいいかと思いますが、住宅用太陽光発電システムでは必要ありませんね。

私のお客様でも雷保険に加入されている方はゼロでした。

また一応、家庭用の避雷針とトランケル設備もありますが気休め程度で全く意味がありませんのでこれも必要ありません!

実際には雷が直接家に落雷するようなケースでもないかぎり、落雷による影響はほとんどないと言っていいでしょう。

海、潮風による劣化

海に近い(海まで1km圏内)お宅はそうでないお宅よりもシステムの消耗が激しいと言われています。

海水の影響で金属類が錆びやすいというのは避けられないことです。

しかし、そんな海岸近くでもきちんと塩害対策が施してあるメーカーであれば海岸という環境を気にする事なく太陽光発電が設置する事ができます

三菱のモジュール構造

例えば、三菱のモジュールは耐候性・耐湿性・密封性にすぐれた3層構造バックフィルムを採用しフレームやネジ類には、耐蝕性メッキを施しています。

これによって潮風によるモジュール(パネル)の劣化を防いでくれます。

このように海岸付近のお宅には塩害対策が施してあるメーカーを採用する事で、さほど環境によるデメリットを気にする事なく太陽光発電を設置する事ができます。

ちなみに、直接塩水のかかる場所はどこのメーカーも保証対象外になりますので、お気をつけ下さい。

太陽電池は劣化しない?

『劣化、劣化』と、あまり聞きたくないワードを連発していますが、このページではご了承ください。

しかし、実は太陽電池は劣化しないと言われているんです!

太陽電池は半永久的に発電してくれるんですが、太陽光発電システムを構成するパワーコンディショナや配線、フレームなどが劣化していきます。

海の近くにお住まいの方は、太陽電池以外の部分の劣化スピードがそれ以外の地域に比べて早いということです。

そして、全体的な劣化から結局発電量が低下するというわけです。

ちなみに目安として、太陽光発電の寿命は30年(現在更新中)、パワーコンディショナは10年、その他の機器類は15年が寿命だと言われていますので、海側にお住まいの方は全体的に1〜2年程度劣化速度が早いです。

なので太陽光発電のメンテナンスと言われるのは、この劣化する部分の修理、補修がメインになります。

沿岸にお住まいの方は、三菱などの塩害対策が施されているメーカーを検討したり、メンテナンスを頭に入れる事が大切になってきますね。

災害によって壊れた際の注意点

2018年においても、7月には西日本地方で800万人以上に避難指示・勧告が出される洪水の被害、9月に北海道で震度6強の地震が発生しています。

このような災害によって太陽光発電が壊れてしまった時には、地震保険や自然災害補償によって対応してくれます。

ただ、気を付けなければいけないのは、壊れた太陽光発電に対する扱いになります。

特に洪水による浸水の被害を受けてしまった太陽光発電でも日中に太陽が出ている時には発電してしまうので、最悪感電の恐れもあるわけです。

浸水によって被害に遭ってしまった太陽光発電の扱い方に関しては経済産業省が詳しくまとめてくれていますので(水没した太陽電池発電設備による感電防止についてのお願い)、是非ともそちらをご覧ください。

太陽光発電が壊れるまとめ

太陽光発電の仕組み自体は物凄くシンプルなものですが、やはり自然の影響であったり動物の影響などによってどうしても故障の可能性は出てきます。

可能性的には低いですが、故障の可能性はゼロではありません。

現に私が担当しているお客様では、まだ故障のクレームはいただていません

太陽光発電は高額商品であるので、たとえ低い可能性でも私は、この故障によるリスクには保証や保険によってカバーしていくことをおすすめしています。

メーカーで自然災害補償を付与していなくても、業者側で加入しているケースもあります。

そうやって足りないところを補完しあって、あなたにとって最適なメーカーを選んでみてください。

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