太陽光発電はもう遅いと思ってるあなたへ

注文住宅における太陽光発電設置の状況が4割を超えて(2014年時点)、いよいよ日本にも太陽光発電が日常的な必須アイテムになりつつあります。

しかしその反面、年々下がる売電価格、補助金の動向を見て太陽光発電を設置したかったけどもうタイミングを逃したと感じている方もいらっしゃるかと思います。

太陽光発電の設置タイミングについては私が営業マンをしていた頃からよく聞いていた質問ですので、永遠の疑問とも言えますね。

最初に結論から言いますが、太陽光発電の設置タイミングは、太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することをおすすめしています

詳しく説明していきますね。

太陽光発電の価格は年々下がっている

太陽光発電価格推移グラフ
まず太陽光発電システムの価格ですが、これにおいては年々下がっていて、一昔前のお金持ちの贅沢品ではなく、私たち一般市民のための家計を助ける実用品となりつつあります。

※太陽光発電はパネルだけで作用するわけでなく、パネル、パワーコンディショナー、接続箱、配線、売電メーター、それら一式を総称して太陽光発電システムと呼んでいます。

1kWあたりの太陽光発電システムを設置する時の価格は、平成21年では61.3万円でしたが、平成25年では43.7万円となり、平成27年では35万円程度となる推移を見せています。

もちろん設置するメーカーや販売店によって価格は変わってきますが、太陽光発電システムの価格が全体的に下がってきているのは事実です。

この太陽光発電システムの価格が下がっている事だけを見たら太陽光発電を設置するタイミングって一昔前より現在のほうが適しているように感じますよね。

しかし、冒頭でもあるように太陽光発電を設置するタイミングで大切なのは、太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することです。

売電価格も年々下がっている

売電価格の推移
では次に売電価格ですが、残念ながらこちらも年々下がっています。

売電価格とは、太陽光発電で作った電気を管轄電力会社に買い取ってもらう価格のことですが、平成24年の42円から平成27年では33円と大幅に下がり、今後もさらに下がることが決定しています。

太陽光発電を設置する理由として、家計の電気代を少なくすることと、売電によって振り込まれる売電収入があるわけですが、その内の売電収入が少なくってしまうわけですから、これから太陽光発電を設置しようとしている方にとって太陽光発電の設置タイミングを逃してしまったと感じてしまっても不思議はありません。

そして、ここだけ見て太陽光発電はもう遅いと言っている方が多いんですよね。

しかし、繰り返しになりますが大切なのは、太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットで判断することです。

ではいよいよ太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットをシュミレーションしてみましょう。

太陽光発電システムの価格と売電価格の兼ね合いによる総合メリットのシュミレーション

《例》

  • メーカー・・・パナソニック5.88kw
  • 型番・・・HIT 244a
  • 価格・・・1,764,000円(1kWあたり300,000円:施工費込)
  • 売電価格・・・28円(1kWあたり)
  • お住まい・・・東京都豊島区在住
  • 屋根の方角・・・南向き
  • 屋根の形・・・切り妻
  • 補助金・・・なし
  • 売電価格・・・33円
  • 月々の電気使用量・・・15,000円(394kw)
  • オール電化住宅・・・おトクなナイト10

太陽光発電で作った電気を全て売電に回した時に一ヶ月あたりの口座に振り込まれる金額

5,511kw×28円÷12ヶ月=12,859円

太陽光発電で作った電気を全て買電に回した時に一ヶ月あたりの口座に振り込まれる金額

5,511kw−(394kwh×12ヶ月)=783kw
783kw÷12ヶ月×28円=1,827円

ざっと計算しましたが、太陽光発電は昼間に発電するわけですから昼間に家にいてガンガン電気を使っているお宅であれば全ての電気を使うことも考えられますが、一般的な家庭であれば家にいるのはおじいちゃんやおばあちゃん、または奥さんだけが家にいるということで太陽光発電で発電している量の3割程度の使用量で7割ほどは電力会社に売っている家庭となります。

7割というと上記の計算でいうと、12,859円の7割ということで9,001円になります。

ローン返済シュミレーション

1,764,000円にソーラーローン(15年ローン、固定金利2.6%)で返済するとします。

すると月々のお支払いは11,885円(総額2,139,335円)

※年間発電量5,511kw(パナソニックカタログ数値)で計算しています。
※返済シュミレーションでは設備の費用を177万円で算出しています。

総合的に考えると、月々の支払いが11,885円で毎月の売電金額が9,001円になり、差し引き2,884円ということになります。

上記のシュミレーションはあくまでの簡易的なもので、一軒一軒電気の使い方や屋根の形、周辺環境などが違いますから一概には言えませんので、あくまでも目安に使ってください。

結論!太陽光発電は現在もメリットの出るエコ商品

太陽光発電を設置する方が何をメリットと考えるかは人それぞれですが、経済的な面から言うと毎月3,000円程度のの持ち出しで太陽光発電が設置できて、将来的に電気代を大幅に減らすことにメリットを感じるのであれば太陽光発電を前向きに検討されてもよいかと思います。

なんにしても一軒一軒電気の使い方や屋根の形、周辺環境が違うので一度信頼のおける販売店で収支のシュミレーションをしてもらうことをおすすめします。

どこの販売店もシュミレーションは無料で行ってくれます^^

太陽光発電を検討するのは、自分の家のメリットを確認してからでも遅くはないでしょう。

【2017年】都道府県別補助金