太陽光発電の発火トラブルと対策

太陽光発電からの発火トラブルの原因

2018年1月28日に消費者安全調査委員会(消費者事故調)から太陽光発電に関する発火事故に関するデータが公表されました。

それによると、2008年3月から2017年11月までに太陽光発電を設置した住宅から発火や発熱、発煙などの事故が127件あったというものです。

その事故の中には、民家が半焼し隣家にも延焼したなどの最悪のケースまでありました。

発火原因で分かっているものの大半は、設置工事の際にケーブルの接続が悪かったり、分電盤に不具合があったりなどの施工ミスが原因でした。(中には動物が配線をかじった事によるトラブルもありました)

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太陽光発電の発火事故から自分を守る対策方法

2008年から2016年10月までの間に102件の発火事故が報告されているわけですが、私の個人的見解から言わせてもらうと、この事故の数は多いと感じています。

私は太陽光発電の施工は出来ませんが、私のお客様が太陽光発電を設置する日には足を運んで施工も間近で見てきました。

足場を組んで職人さん4〜5人で太陽光発電の施工を行なうので、結構大規模な感じがしますが、やっている事は案外単純で、屋根に架台を設置し、その上にモジュール(パネル)を設置し、そのパネルからの配線を家に流れるようにひとまとめにしパワーコンディショナに繋げるというものです。

電気工事というよりは、組み立てに近い感覚ですかね。

ちなみに私のお客さんではこのような発火や発熱、発煙トラブルの報告はありませんでした

今回の消費者安全調査委員会のデータからいうと、このパワーコンディショナに繋ぐ配線箇所で不具合があり発火などの事故に繋がったようですね。

このような事故を防ぐ為には、やっぱり実績のある業者、施工業者を選ぶ事がなによりも大切になってきますね。

一時期よりは、太陽光発電の熱もおさまり、訪問販売などによる苦情も少なくなってきているとはいえ、これからの時代、住宅に太陽光発電が普及して行くのは自然の流れでしょう。

ホットスポットによる発火もある

ホットスポットによる発火もある
鳥のフンや落ち葉などが太陽光発電に乗っかり影になった部分の温度が高くなることがあり、これをホットスポットと言います。

ホットスポットが起きると、パネルの劣化に繋がったり、発火トラブルの原因にもなります。

通常の場合、パネルの汚れは雨によって流されてしまうものですが、雨が少ない日が続いたり鳥のフンや落ち葉が多い地域だったりするとホットスポットも十分に考えられます。

ホットスポットは目視で確認できませんので、サーモグラフィーによる点検が必要になります。

屋根一体型パネルが発火した事例

屋根一体型パネルが発火した事例
画像参照元:(写真:川崎市消防局)

2016年4月に神奈川県川崎市の住宅屋根が太陽光発電のホットスポットによって発火し、パネルや野地板などが燃えてしまうというトラブルが起きました。

このお宅では屋根一体型と言われる、屋根に太陽光パネルが埋まっているタイプの太陽光発電でしたが、東側の瓦の一部がパネルに重なってパネルの発電性能が阻害され、ホットスポットが起きました。

発火したメーカーは京セラのものになりますが、設置したお宅では2年半前に点検済みのシステムで特に不具合もなかったシステムになります。

強風などによって瓦が移動したのか、あるいはカラスや鳩がぶつかって瓦が移動したのか原因は分かっていません。

ホットスポットでこれほど大きな発火事故は珍しいですが、施工業者でも再度施工基準の見直しの徹底を図る機会となっています。

価格だけでなく業者の実績もきちんと見る

太陽光発電というとついパネルの性能や価格にばかり目がいきがちですが、我々消費者には業者選定がますます重要になります。

業者選びでは主に

  • 販売から施工、アフターサポートまで自社で一貫して行っているか?
  • 販売実績、施工実績は多いか?
  • PV施工技術者はいるか?
  • 無理に工期を設定していないか?

などの、ポイントがあります。

PV施工技術者とは、JPEA(太陽光発電協会)が認定する施工に関する試験にクリアした際に与えられる資格になります。

陽光発電の施工には各メーカーによる施工IDを取得していれば施工することは可能ですが、PV施工技術者のような太陽光発電の施工のプロがいればなおさら安心でしょう。

太陽光発電発火トラブルまとめ

太陽光発電の場合、点検も義務化されていませんし(50kW以上のシステムの場合には年に2回の点検が義務)それほど手がかからない点が魅力でもあるので、つい点検をおろそかにしてしまいがちですが、住宅用でも4年に一度、10kW以上の産業用太陽光発電の場合でも1年一度の点検をおすすめしてます。

やっぱり事故は怖いですし、発火などに発展してしまいますと周囲にも迷惑をかけることになります。

点検費用は住宅用であれば3万円程度ですし、産業用でも5万円程度で行ってくれます。

太陽光発電の場を長期に安心して使うためにメンテナンスも頭に入れておいてください。

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